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【私たちはどうかしている 1巻】レビュー:火曜サスペンスなみのドロドロな人間関係がイイ!

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安藤なつみ「私たちはどうかしている」1巻を買ってきましたので、ネタバレありの感想レビューです。

私たちはどうかしているは少女漫画の「BE LOVE (ビーラブ)」という月2回1日と15日に発売されているコミック誌に連載されています。
1話と2話はすでにレビューしています(レビュー記事参照)。

「これは罰なの?この人に嘘をついた・・・」
1巻の冒頭からサスペンス感あふれている出だし。
ヒロインの七桜(なお)は5歳の春に老舗菓子屋「光月庵(こうげつあん)」で出会います。
椿はな七桜のことを「さくら」と呼びます。

総業400年の歴史をもつ和菓子屋「光月庵」の一人息子の椿。
幼少の頃は人懐っこい明るい子供でした。

しかし、ある時光月庵の主人が殺されます。
殺人現場にいたのは返り血を浴びた椿。

椿は主人で父の部屋からでてきた人を見たと証言する。

それが七桜の母だという。
殺人容疑をかけられ、七桜の母は逮捕される。

殺人事件から15年が経ったところから本編が始まります。
21歳になった七桜は菓子屋で働いていました。

しかし彼女には幼い頃のトラウマから赤い色を恐れます。

真面目に働いてたものの、母親が殺人者という店へのタレコミにより、解雇されてしまいます。

路頭に迷っていた七桜のもとに、母親の菓子のファンという男性から、母からの手紙を渡されます。
手紙には「私は何もやっていない」と記されていました。

和菓子の腕を競う場に居合わせた椿。
15年ぶりの再会を果たすも、椿は七桜のことを知らぬ様子。

勝負は七桜優勢と思われたものの、結局は光月庵に逆らえないという理由で敗北します。
庭で再会した椿から発せられた言葉は思いもしないセリフだった。
「俺と結婚しない?」

二度と会いたくない人。
だけど、母の手紙を思い出し、返した言葉は「しましょう、結婚」だった。
こうして「私はどうかしている」と思いつつも、真相を探る為に決意をした。

椿から指定された日に来たところ、そこには他の女性と結婚式をとりおこなっている場だった。

式の途中で乱入、そして椿も「この女と結婚する」と宣言。
結婚式の場は修羅場と化します。

キスまでして後戻りができなくなった二人。

光月庵の女将に責められるも、逆に15年前の殺人事件の話をだして、探りをいれます。

収集のつかなくなった結婚式の場を丸く収めたのは光月庵の店主「高月宗寿郎」。

優しい穏やかな表情から一転して、鬼のような血相で椿を責めます。

光月庵で働くことになった七桜。
ある日お使いで菓子をもってお客様のところへ向かいます。

しかし持参したお菓子は赤く薄汚れた菓子。

その赤い色に意識が朦朧となる。
「かーごめ、かーごめ」
かごの中に入ってきた虫を潰す女将の表情がヤバイです。

倒れた七桜のもとに椿がきます。
抱え込むと「彼女は嘘をついていた」その罰だと説明する。

憎悪に満ちた人間関係と、誰が真犯人なのか現段階では予想だにしないミステリアスな状況。
サスペンスとして久々にドキドキする漫画でした。
私たちはどうかしているの2巻は2017年6月13日発売予定です。

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