ベビーシッター見習いの詩春と双子の茜ちゃんと葵くんとの日常と成長を描いたこうち楓「LOVE SO LIFE」の続編『LIFE SO HAPPY』のコミック第2巻を買ったのでレビューします。
詩春大好きな松永葵の背伸び
2巻の中心は葵くんです。
彼の中で詩春の存在は相当な大きさとなっていました。
「せめてあと10年早く生まれていれば」「詩春ちゃんだったらどうするかな?」
常に詩春ありきで行動をしています。それが、恋心なのか、亡き母への焦がれなのかわかりませんが、他の人を思いやる優しい子に育っています。
しかし、正しい行動のもっていき方がわからない。
良いと思ってつい行動したことが相手を傷つけることがある。
どうすれば良いのか、不器用ながら「葵くんなりのやり方」で詩春のような大人になるための道を探り始める。
時には喧嘩もしながら、結果として心を通い合わせて友達になったりと、心の成長が描かれています。
等身大の女の子を素で行く松永茜
茜ちゃんは同性として詩春に憧れをもっています。
私生活では何事も無難に過ごしているようで、学校でのトラブルというのは一切描かれていません。
今回は詩春が来るということで、初美容室という大人の階段をのぼります。
遂に結婚する中村詩春と松永政二
詩春と松永は無事結婚を決め、その報告をしに双子のもとを訪れます。
母のいない心の隙間を埋めてくれた詩春、詩春もまた施設で育っていた時の不安や心の隙間を埋めてもらっていた。
そんな三人が再会したシーンに心打たれます。
そしてLOVE SO HAPPYから待ち望んでいた松永と詩春の結婚宣言。
本当に嬉しい。
でも、葵くんは詩春と本当に結婚したかったのかわかりませんが、この結婚に反対のようです。
難しいお年頃です。
LOVE SO HAPPYの気になる続きは?
不意を突かれたかたちで続くLIFE SO HAPPYですが、気になる3巻はいつになるのでしょうか?
現在の連載状況は、花とゆめ6月20日発売の14号からすでに5か月掲載なし。
11月20日発売予定の24号にも掲載されません。
2巻のあとがきには、詩春と松永の話を少し挟んでから葵と松永の決着編を掲載するようなことが書かれていました。
とても気になる内容なので、少しでも早い連載の再開に期待しています。