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【君に届け】最終回 レビュー:爽やかに恋の物語完結

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「君に届け」最終回
椎名軽穂『君に届け』が別冊マーガレット2007年12月号掲載の123話目にして最終回を迎えました。
別冊マーガレットにて2006年1月号から2017年12月号まで連載されてきてアニメ、映画化もされるなど、人気を博した少女漫画ですが、12年という連載期間をえて完結です。

君に届け あらすじ

主人公でヒロインの「黒沼爽子(くろぬまさわこ)」は陰気な見た目でホラー映画の「貞子」があだ名。
一方相手役の「風早翔太(かぜはやしょうた)」は爽子とは真逆で、見た目爽やか、気さくで美少年の人気者。
そんな相反する二人は、それぞれの見た目とは逆の本質にひかれあい、やがて両想いになる。
見た目はギャルでとっつきにくそうで、でも実は人情味あふれる「矢野あやね」と「吉田千鶴」と友達になり、恋と友情にあふれた学園生活を送る。

エピソード123 最終回レビュー

高校3年生も残りわずか。
地元を離れて札幌の大学に進学する爽子と、地元の大学に進学する翔太。
翔太は一足先に一人暮らしを開始。次いで爽子が地元を離れる日がきました。


18年育った実家を後にする爽子。進学とはいえ、18年も一緒に過ごした人が離れるって、子供じゃなくても寂しいだろうなと、父と母の立場になってしまい、少し感慨深いものがありました。
私も20年以上過ごした実家を出るときは、親への感謝と一人になる寂しさで最初の夜はさすがに寂しさを隠し切れませんでした。

家を出て千鶴が見送りで待っていてくれました。
「友達になれて良かった」

この言葉以上に必要なセリフはないでしょう。
それぐらい重みのあるものです。
この回想シーンはアニメ化されていたら間違いなく泣きます。

そして風早が遅れて到着すると、気を利かせて千鶴は去ります。

この後、駅のホームで人目を気にせずキスをする二人。

人目をやたら気にしていた二人も、さすがに一時的とはいえ別れがかかるとここまで大胆になるもんなんですね。

電車のドアが閉まる直前の「だいすきだ」は反則です。

最後に翔太が爽子に渡した手紙の内容がとても泣けてきます。
爽子に会って人生が変わった。そしていつまでも好きだと。

最後は翔太と爽子の周囲の人たちの新しい始まりが描かれています。
そして最後はとても爽やかに幕を閉じますが、それは実際にコミックを読んでいただきたい。

2009年10月に放映されたアニメで知った君に届け。
8年間もコミックで読み続けてきただけに、最終回のすべてが涙腺を刺激する内容です。
物語の中のキャラクターたちの間も出会えてよかったと思っていると思いますが、読者としても、このラブストーリーに出会えてよかったと心の底から思える作品でした。

最終話を収録したコミック30巻も発売決定

最終話のエピソード123を収録したコミックス第30巻は2018年3月発売です。
もう少し早く発売してほしかったかな。
そして、ラストの部分だけでもいいからアニメ化してほしいな~

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