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【未来のミライ】公開初日に観てきた感想:家族記録ビデオをみているような映画

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細田守監督のアニメ映画『未来のミライ』を公開初日の2018年7月20日に観てきました。
簡単な感想(レビュー)を残しておきます。

未来のミライ公開初日もガラガラな状態


未来のミライの公開初日でしたが、18:30上映開始というちょっと会社帰りには早い時間だったからか、客席は半分どころか1/3くらいしか埋まっていない印象でした。
客層的には男性が多めかな?
おそらく次の20時代の上映回はもう少し混んだのかもしれません。
個人的にはゆったりと映画鑑賞できてよかったですけど。

二人以上の子供をもっていれば共感できる映画

未来のミライのアニメ作品としての感想についてですが、一言で言うと「家族の記録ビデオを観ている感じ」。
映画としては家族映画で、特に盛り上がりがあるわけでも、感動で涙があふれてしまう、といった感じはなく、淡々と主人公のくんちゃん4歳と妹の未来を中心に家族愛・絆を描いた物語です。
兄妹二人の子育て中の私からすれば、あるあるといった感じで共感したり、クスっと笑えるところがたくさんあって、約100分の本編はあっという間に過ぎました。

ちなみにパンフレット表紙には空を飛んでいる兄妹が描かれていますが、個人的にはこっちの背表紙の方が、この映画の世界観を的確に表現していると思えました。

見る人を選ぶ映画だなと思った理由として、子育て未経験の方からすると、映画ならではの物語の起伏もなく感動や爆笑することもないので退屈に感じるかもしれません。
イメージイラストとか見ると、「サマーウォーズ」「バケモノの子」のような感じで、くんちゃんと未来からきた女子中学生の妹ミライが一緒になって冒険活劇を繰り広げてくれるものと思っていたので、そこは少し肩透かしをうけた感じはありました。
見る方によってはくんちゃんが生まれたての妹ばかりに親が手をかけているのが面白くなく、ダダをこねまくるシーンでわがままな子供にイライラするだけかもしれません。
子どもたちの仕草に共感できるかどうかで、この作品の評価は二分化しそうだなと思いました。

キャスティングミス?4歳の子供の声にはきこえない


この映画の口コミや評価をみていると、くんちゃんの声がどうやっても4歳児にはきこえず、そのミスマッチに感情移入できないといった声が多く見受けられました。
私もキャラと声があっていないという違和感をはじめのうちは感じました。
上白石萌歌さんが声をあてているのですが、18歳の女性です。
しっくりくるはずがありません。ですが、物語にのめりこんでいくうちに違和感はすぐになくなりました。
やはり物語の親子と兄妹の関係というのにどれだけ共感できるかで、このへんも許容できるかできないかが分かれる気がしました。

シン・エヴァンゲリオン劇場版は2020年公開

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が2020年公開って、なんでエヴァの話かって?
未来のミライの話題のもうひとつが、本編前に『新世紀エヴァンゲリオン』の新作映画の予告が流れるということがあります。
知らずに行ったので、ようやく新作出るんだという程度にさらっと流してしまい、ほとんど気にもとめなかったのですが、この予告目当てで未来のミライを見に来ている方も多いようです。

評価は普通

細田守監督として期待値が高かった『未来のミライ』ですが、私が10点満点評価をするならば7点かな。
個人的な意見ですけど、酷評されるほど悪い作品ではなく、普通に楽しめました。
映画としてのエンターテイメント性は低いと思いますが、子育て初心者としての苦労体験を重ねてみてしまい、自分自身を振り返っているようなデジャブ的なものを感じられ、違う意味で充実した時間を過ごせました。
まぁ、出来過ぎでしょとか4歳児の現実と異なる点も多いですが、アラを探したらまったく楽しめなくなってしまいます。
ですので、ダダをこねる子供がうっとおしいと思うような方は見ない方が良いと思います。

この子供が丸まって寝静まっている姿にキュンとなった幸せを感じた方、子育て中のパパ・ママさんにはオススメかなと思います。
最後に、くんちゃんのおかあさん可愛かった。

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