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【青のオーケストラ】1巻、2巻、3巻、4巻 レビュー:オーケストラ部をめぐる熱血部活動漫画

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漫画版「心が叫びたがってるんだ。」の作者である阿久井 真氏が描くオリジナル漫画『青のオーケストラ』の1巻、2巻、3巻、4巻をまとめ買いしましたので、感想・レビューです。

バイオリン奏者の本格的な部活動マンガ

『青のオーケストラ』は天才バイオリニスト『青野 一(あおのはじめ)』が主人公。


父親の徹底的なまでのバイオリン教育を受け、数々の賞を総ナメするくらいの実力者。

しかし、父親の不倫を期に母親が病んでしまい、バイオリンを弾くのをやめてしまう。

体育の授業中にボールを顔面キャッチして鼻血を流し、保健室で休んでいるところに、ヒロイン「秋音律子(あきねりつこ)。
彼女はいじめにあっていた親友をかばい、いじめを受けて保健室生活となってしまっている、心に傷を負っている。
そんな二人がバイオリンを通して心を通わせ、成長していく物語になっている。

感情的だがとても活発で明るい性格の律子。
しかし、教室にいけば嫌がらせをうけ、鬼のような血相になることもある。

律子は落ち込んだときに聴くヴァイオリンの音が心地よくて、いつかこんなふうに弾けたら楽しいだろうなという思いではじめた。
それが学校に行く心の支えとなっている。
教師の半ば強引な引合せもあり、青野は律子にバイオリンを教え、その後もバイオリンを通して心を通わせていく。

志望校である海幕高校へ二人揃って入学をする。

そこで聴いたシンフォニック オーケストラ部に心を動かされ、青野は再び弓を手にもつ。

部活では先輩や同学年のライバルたちとの熱いポジション争いが行われる。
同学年の佐伯とはお互いに刺激しあうライバルでもあるが、友人として仲良く学園生活をともにする。
途中までは・・・

オーケストラ部の将来を担うであろう、二人に期待していることを告げる担任。
二年生の先輩、そしてこれからも出てくるであろうライバル奏者たちとの戦いにいやでも期待してしまう。

律子は経験者である青野や友達が何歩も先を進んでいるのを必至に追いかける。
その姿がとても前向きで応援したくなる。

物語の主軸はガチの部活もの。
でも、学園ラブコメとして恋愛がないかというと、やはり青野と律子の関係が気になるところ。
青野の母親には公認カップルのごとく、何度も家にお邪魔して夕飯もごちそうになるくらいの仲。
同じバイオリニスト奏者の学園もの「四月は君の嘘」ではヒロインが亡くなってしまいましたが、こちらのヒロインは心に傷をもっているけど、身体は健康体のようなので、二人の恋の行方も気になります。

順調に心の試練を乗り越え、成長してき、部活モノに集中するかと思いきや、軌道にのってきたところで、まさかの事実を知ることになった主人公がどうなっていくのか、5巻以降も気になる展開。
一気に全4巻を読破しました。それくらい面白いコミックでした。

あらすじ

青春の、曲が始まる。
とある理由でヴァイオリンを弾くのを辞めた
元・天才少年、青野 一(あおのはじめ)。
中学3年の秋、一人の少女と高校のオーケストラ部と出会い、止まっていた彼の時間が動き出す――
音と音、心と心が繋がっていくアンサンブル青春ドラマ、開幕。

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