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感想『劇場版シティーハンター』懐かしさあふれる王道パターンと名曲を楽しむ

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『劇場版シティーハンター ~新宿プライベート・アイズ~』を公開初日の2019年2月8日に映画館へ足を運びました。

劇場公開記念の来場者特典として原作者の北条 司氏による描き下ろしイラストカードが配布されていました。

私は冴羽 獠のカードでした。どちらかというと可愛くえがかれている槇村 香がよかったかな。

客層に年代を感じる

映画館に行ってみると、アニメ作品といえば10代、20代が客層の中心。
しかしシティーハンターはというと、30~50歳くらいと思える男性・女性が半数以上を占めている印象をうけた。

シティーハンターのいいとこ取り

『劇場版シティーハンター ~新宿プライベート・アイズ~』の映画を観た感想を一言で言い表すなら「懐かしい」につきます。
シティーハンターは北条司氏による漫画で、単行本の累計発行部数は5000万部を突破しているほどの人気タイトル。
1987年にアニメ化され、その人気は不動のものとなり、今でも根強いファンをもつ。
特にアニメではエンディングに流れたTM NETWORKの名曲「Get Wild」は、当時学生だった私には衝撃的で、それをきっかけに5年間ほどシンセサイザーを買って、TM NETWORKやaccessのコピーやオリジナル曲を作って、ユニットを組んだりと、音楽を自分で作り出すきっかけを与えてくれた曲。
シティーハンターでTM NETWORKを知って好きになったという人がものすごく多かったのを覚えている。
エンディングではこの「Get Wild」と「STILL LOVE HER~失われた風景~」という私の中ではCITY HUNTERのベスト1・2がメドレーで流れて、ゾクゾクっときました。
映画の内容は良くも悪くもシティーハンター。
XYZで美女からの依頼を受けて、依頼者を狙う悪を討つ。途中で香がピンチになって、いいところで助けに入る。
やたら「もっこり」という言葉がでてきているのはご愛嬌。
話の展開はすぐに読めてしまうほど、シティーハンターの王道パターン満載。
それがみたくて観た映画なのでOKなのです。
作品中は昔のアニメのオープニング・エンディング主題歌がこれ見よがしなほど立て続けにかかります。
映画館の音量で次から次にかかる懐メロに、しばし歳を忘れて没頭してしまいます。

キャッツアイの美人怪盗三姉妹登場


劇中にキャッツアイの三人が登場します。
声優はというと来生瞳(CV:戸田恵子)、来生愛(CV:坂本千夏)はオリジナルの声優が若干歳を感じながらも演じています。
ただし残念なことに来生泪は藤田淑子ではなく戸田恵子が瞳と二役で演じています。
なんとなく違和感を感じたのはそこだったのだと、家に帰ってからパンフレットをみてハッキリとわかりました。

ファンサービス満載


とにかくシティーハンターのファンへのサービスが満載。
ファンでこの映画に低評価をつける人はあまりいないんじゃないかなというくらい、シティーハンターのツボをおさえた映画となっています。

それにしても、冴羽 獠はなんか人が丸くなったような印象、槇村 香はここまで美人キャラだったかと思うほど素敵な女性に描かれています。
物語、映像、音楽すべてにおいて30年前を彷彿させてくれる、素晴らしいアニメ映画でした。

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