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【トラップヒロイン】3巻 レビュー:急速に距離を縮める二人、嘘と真実が交わるとき

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無料漫画アプリ『マンガワン』で連載中の十三木 考『トラップヒロイン』のコミック第3巻のレビューです。
すでに単発で感想を書いてきましたが、今回トラップヒロイン3巻に収録されているのは第16話から第23話までです。
男の娘モノ漫画としてはあいまいにせず、性別を好意ある相手に伝えるシリアスな展開で挑むトラップヒロイン。真実小日向の男とわかる確かな実感第24話(レビュー参照)の手前までが収録されています。

心の距離から身体の距離も近づく二人

3巻では今まで友達としては完璧な二人。そこから身体が触れ合い、同性の友達という壁をつくり平常心を保っていたチロダ。

病人の小日向の汗でベタベタになった背中を拭く。

細い身体は女性そのもの。男同士という理性のリミッターが切れる寸前までいくが穂月が来ることで保たれた。

水着のサービス回

トラップヒロインでは女性3人?の水着姿がおがめるサービス回があります。

スク水よりもっと攻めてる水着がこちら。

そして穂月のバスタオル一枚のあられな姿。

そんな穂月の小日向に対する思いも語られる場面もあります。

男だから?女だから?

不意な出来事から転落した小日向とチロダ。
押し倒すような姿勢で急接近する二人。

核心に迫るように詰め寄る小日向。

見た目通りなら何の障害もなく恋人になれたかもしれない。

あらためて男だと宣言する。チロダとの関係は遊ぶのも部屋が同じで、仲良くなれたのも同性だからこそ。

そう言い放つ小日向は過剰に女扱いされることに対して嫌悪感を顕にするようになる。

しかし二人は冷静に話し合いをする。
小日向は嘘のための嘘で身動きがとれなくなる。
そして、チロダは友達だと思うようにしてもどこかでひっかかる感情。それは入学式の朝に初めて出会った時に芽生えた感情。

「小日向のことが好き」一線を越えた二人。
4巻で最終回となるか?それくらい急接近をはじめた二人の恋、そして本当に小日向は男なのか?
本当は女なのに理由があって男装しているヒロインと結ばれる、結局ハッキリしないまま終わる男の娘との関係という漫画は今まで数多くありました。
しかし、今のところ本当に女装している男のヒロインと、真剣な恋愛モノは貴重。
真実も含めますます目が離せないトラップヒロインでした。

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