【かぐや様は告らせたい】14巻 レビュー:遂に大人のキスをする二人!しかし怪しい雰囲気が漂いはじめる

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テレビアニメも好評放送中の『週刊ヤングジャンプ』連載の、赤坂アカ『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』14巻を買ってきましたので感想です。

生徒会長の海外進学で告白を決意するかぐや

校長の勧めで海外のスタンフォード大学に行くことを決めた生徒会長

かぐやはおめでとうとお祝いの言葉を送る。
でも心の底では自分との高校生活よりも飛び級で大学に入ることに拗ねたい気持ちを持つが、スタンフォードはかぐやでも入るのが厳しい学校。そこに入れるのだから笑顔で送り出すのが筋と優しい一面をだす。
時間のない二人。かぐやは会長に好きだって告白することを決意する。

とは言うものの、告白したほうが負けという妙なルールを持った二人。そう一筋縄ではいかないのがこの漫画の醍醐味。

会長が付き合ってくれって言うなら付き合ってあげてもいいですよ。というようにツンデレというか、素直に告白できるわけもない。

「会長、好きです、私と付き合ってください」とこんな愛らしい表情で言われたらどんな男でもイチコロでしょう。
おちゃらけているようなかぐやですが、会長に好意を寄せる気持ちは真剣そのもの。
前に進もうとする会長が好き。だからこそ笑顔でスタンフォード行きを見送りたい。

かぐやの本気の愛を見ることができました。

二人ならではの告白!でも大人のキスは早すぎ

運命の文化祭。かぐやの計画通りにはいかず、会長のパフォーマンスによる、恋の追いかけっこがはじまる。

追いかけっこは終焉を迎える。
が、お互いにもっていた計画やテンションが切れてノーガードとなった二人に恋の決戦がはじまります。
ここからのかぐやの心情を表現するシーンは少女漫画の乙女の心情そのもの。
会長にずっとそばに居て欲しい、告白してもらいたい。

百戦錬磨のかぐやをもってしても、告白をしようとすると怖くて何も言葉にできない。

一方で会長のかぐやに対する思いも明確になる。
四宮ほどの才覚はなく、器用さも、家柄も比べ物にならず、出会って間もないころは興味をもってもらえなかった。
かぐやから告白されることが求められるよう、立場に立てることだと思っている。だから会長からは告白ができないという理由も明白になる。

折り合いがつかない、言葉にできない二人。
そこで会長が出した答えは、たくさんのハート型の風船を飛ばす演出。

最高に幸せそうな笑顔でハートを抱え応えるかぐや。
会長はスタンフォードについてこいと男らしい一面を見せ、それに応じるかぐや。もうこれプロポーズだよね。
そしてキスをして事実上の愛の告白をする。

ハートの風船でキスを隠しているが、このあとこのキスが大人のキス、いわゆるベロチューだったことが判明。

シリアスから一転してギャグ漫画へ

誤った知識でファーストキスでいきなり舌入れというディープキスを実行してしまったかぐや。

そのわかるまでの経緯とかも面白いのでぜひコミックで読まれることをおすすめします。

ハッピーエンドと思いきや急転直下の展開

もうここまでくればあとは学園でイチャラブな展開と思いきや、最後に不穏な表情とセリフのかぐやがでてきます。
どうやらこのまま一筋縄ではいかない様子。
急上昇から急降下、シリアスからギャグまで、かぐや様は告らせたいのエッセンスがまんべんなく散りばめられた14巻。コミック15巻が待ち遠しい。

橋本環奈主演で実写映画化決定


そして最後に「かぐや様は告らせたい」の実写映画化決定のお知らせがありました。
2019年9月6日公開。主演には、四宮かぐや役に橋本環奈、会長の白銀御行役にジャニーズのグループ「King & Prince」の平野紫耀が抜擢。
こちらも要チェックです。

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