無料漫画アプリ『マンガワン』で連載中の十三木 考『トラップヒロイン』の26話後編(4巻収録見込)のレビューです。
積極的な穂月に流されるままの展開
見た目美少女男の娘「小日向」が男だとわかったことで、心揺れ動くチロダ。
そんなチロダに穂月が迫る。
女の子が好き。小日向は男だった。では、チロダの小日向への気持ちは何だったのか?
そんな心の葛藤を見透かすかのように、本当は小日向とも男と女として、心だけではなく女性として身体の関係も持ちたかったのではないか?
どこかにある小日向が女の子だったらという気持ち、それがジャマをして小日向との関係を崩しているのではないか?
穂月は身体をはって、好きって言ってくれたら私なら男と女の関係をしてあげられると迫る。
でもそれは、チロダが女の小日向が好きだったのではなく、性別関係なく好きだったことに気づかせるための演技だった。
やはりジャマな神宮寺
神宮寺の家に身を寄せている小日向に会いに、マンションへ二人で押しかける。
予想通り、神宮寺による門前払い。
買い物に出かけていると言わるが、穂月は玄関に小日向の靴があることを確認していた。
サイズまで知っていたのは少々ひきますが(笑)
神宮寺が意図的にチロダと小日向を離そうとしているのは明白。
穂月の敵対心に火をつけてしまった神宮寺の対応。
穂月は対抗策に打って出ることになる。
ここからお邪魔キャラ神宮寺への逆襲がはじまる。
こんなにも穂月が心強い味方になっていたとは思っていませんでしたが、最終回へ向け逆転劇がはじまる物語に期待値が上がりっぱなしのトラップヒロインです。