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『ジェミニはお年頃 1巻』レビュー:弟と同じ顔でよく○ンコ勃つな

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学園恋愛ものの漫画で個人的に好きな漫画家の志摩時緒 氏によるコミック『ジェミニはお年頃 1巻』を買ってきたのでレビューします。
主に2つの恋物語『ジェミニはお年頃』と『夜毎のジュリエット』が描かれています。

双子の姉弟とその姉と付き合い始める彼氏

主人公の新田とクラスでよくつるむ女友達の二階堂、四人グループでつるんでいた他の二人が付き合いはじめたのをきっかけに、「俺らも付き合う?」という軽い告白から付き合うことになった。

しかしこの主人公はとにかく手が早い。告白した直後に、放課後の教室でコトをはじめようとする始末。

二階堂はさすがに学校だからと制止するが、「うちに来る?」とお誘いをする。
友達期間でいたときの親密度がどれくらいなのかはわかりませんが、告白からカラダの関係を持つまでが短すぎる気がしますが、今どきはこんなものなのでしょうか?
そして二階堂の家に行くと、双子の弟と鉢合わせしてしまう。

顔のパーツだけ見れば見分けがつかないほどそっくり。性別が違えど双子だからでしょう。それが後に新田の中で悩みのたねにもなるんですが。
弟は気を利かしてか外出するやいなや、二人は告白から数時間後にコトを終えます。

コトを終えた後には手料理をご馳走になったりと、何年の付き合いだ!?と言いたくなるほどの親密度。
夕食を食べ終えると帰ってきた弟とまた合ってしまう。
弟から「付き合って即彼女の家に上がり込むとかやるじゃん」とからかわれるが、新田が「こんな同じ顔した弟がいるとか全然聞いてなかったし」と驚いたことを言うと、二階堂弟からの返しが名言。

「あんた、この顔相手にちんこ勃ったんだ?同じ顔の男がいるのに」と同じ顔した弟から言われ、同じ顔という共通点で彼女と弟の顔がシンクロする悪夢をみることに。
それは、ポニーテールをしてきた彼女を見てさらに強く感じてしまう。

重ねてしまうとそうなんですけど、身体はちがいますからね。
とはいえ、なんだかんだで弟ともうまくやっていけているようで、ほぼゲーム友達になって、なんだかんだで良い関係ができて良かったです。

志摩時緒の最近描くマンガはドロドロしたことがほぼないので安心して読めます。
逆に略奪愛やら泥沼の恋愛関係の物語が好きという方には物足りないかもしれません。
ライトな学園ラブコメが志摩時緒ワールドの良いところだと、個人的には思っているのでこのゆるい感じが好きですね。

他の作品の登場人物がゲスト出演


志摩時緒氏の漫画を読んでいる方はこのコンビニでアルバイトする女の子、そしてコン○ームを買いにきた男子高校生へ顔色一つ変えず平然と対応するシチュエーション。
そんな展開、別作品でありましたね。
同地域、同時期で物語がシンクロしているシーン。
さりげないファンサービスありがとうございました。

アパートが隣同士ならではの幼馴染の夜の密会

『ジェミニはお年頃 1巻』のもう一つの物語が『夜毎のジュリエット』。
この二人が、先にでてきた新田と二階堂が四人でつるんでいた別の二人。
主人公の藤本と彼女の早川は、幼い頃から同じアパートしかも隣同士に住んでいるという幼馴染。

ベランダにある隣室と遮るためにあるボードを取り外し、幼い頃からよく会っていた。
そんな二人年頃になって男女を意識すると疎遠になったが、その後めでたく恋人になるも一度は別れる。
そして彼女の早川は別れてから別の彼氏をつくるも、結局は元サヤに戻る。
タイトルの『夜毎のジュリエット』という表題の意味が、ベランダのボードを外して夜な夜な密会しているところからきているのかな?

でもまぁ、こちらの主人公さんもエロオヤジ全開でHもするし、発言も親父モード炸裂です。

夜に彼氏彼女の関係の男女が同じ部屋で密会すれば、やることは一つですね。

やることやってまた帰る。
二人のときはベタベタ甘えてくる彼女ですが、学校にいくと彼女はとてもクール。
そのギャップに萌える。藤本が制服姿で登校する彼女を見て「今度制服で部屋に来て欲しい」と思うあたり、男の本音というか、オヤジ思考が入った主人公に共感!?

この続きはマンガ雑誌『楽園 Le Paradis』で連載されていますが、いかんせこの雑誌は年3回(2月・6月・10月)しか発刊されない為、次巻が出るのに1年~2年ほどまたされます。
楽園には蒼樹うめ『微熱空間』も連載されているし、雑誌買い始めようかなと検討中です。

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