ローソン『サクバタ』試食レビュー
ローソンから2019年6月18に新しく発売されたスイーツ『サクバタ』を試しに買って食べてみました。
サクバタは手土産で人気のバターサンドの進化系として発売された商品。
バターサンドといえば六花亭の『マルセイバターサンド』がまっさきに思い出されるほどの代名詞的存在ですが、似て異なる菓子ですね。
ちなみに味は2種類発売されていて「サクッとバターサンド キャラメル」と「サクッとバターサンド ストロベリー」で、価格は税込み220円。
コンビニ菓子としては中価格帯に入るのかな?マルセイバターサンドが1個130円ですから、バターサンドというカテゴリでいくと、本家よりも随分と強気の価格設定。
最近のローソンは1000円近いスイーツだしたりもして、高価格帯の高付加価値商品で攻めてきています。
このサクバタは個人的にはバタークリームを食べる菓子だと思っています。それくらいバタークリームの主張が強い商品。
サンドに使っているクッキーは思ったよりも固め。それでも噛んだらぐしゃっとして、中味が飛び出して食べづらいということもなく、バタークリームがほどよく固まっていて溢れることもなく食べやすい。一口で食べれるサイズではなく、バタークリームの層がボリューム満点なので、噛んだら溢れ出したバタークリームで手が汚れると覚悟していたのですが、ここはさすがコンビニだけあって、食べやすくつくられています。
製造は私の地域では、ローソンのコンビニスイーツではおなじみのコスモフーズ株式会社の入間工場で生産されています。
保存方法が要冷蔵(10℃以下で保存)なので、常温でしばらく放置したら、どうなるかわかりませんけど。
マルセイバターサンドのようにレーズンは入っていませんし、向こうはどちらかというと柔らか系なので、サクバタはジャンル的には同じバターサンドでも全く逆を向いたスイーツになっています。
サクバタ -サクッとバターサンド ストロベリー-
「サクッとバターサンド ストロベリー」味は、ピンク色の苺味のホワイトチョコバタークリームをサンドしたバターサンド。
パステルカラー調のほんのりとしたピンク色のバタークリームが、見た目のかわいらしさで女性をひきつけそう。
このバタークリームにはドライストロベリーピースが入っていて、食感のちょっとしたアクセントになっています。これだけの量のバタークリームなので、食べていて飽きてきそうなものですが、こうしたちょっとしたアクセントがそうさせないうまい工夫だなと思えました。
甘酸っぱさと見た目で10代の女子学生にうけそうなスイーツ。
私が手にとったモノでみた消費期限は4日間。カロリー253kcalです。
サクバタ -サクッとバターサンド キャラメル-
「サクッとバターサンド キャラメル」味は、2種の焦がしキャラメルとごろっとした粗目に砕いたキャラメルアーモンドを混ぜ込んだ、濃厚でミルキーなバタークリームをサンドしたもの。
ストロベリーとはうって変わって、ほろ苦さを感じます。
見た目も落ち着いていてぬくもり感のある上品な色合いで、大人の女性にうけそう。
ただ、ローソンのサイトにあるものと実物の見た目のギャップは大きい。アーモンドがきれいにバタークリームの層の中間層に見えるように埋まっていて、高級菓子に見えますが、実物はバタークリーム内に埋まっていて、外からはアーモンドなんてほとんど見えません。
下の画像がローソンのウェブサイトに公開されている画像。
量産型だから仕方ないですけど、これはちょっと酷いかも。
なお、私が手にとったモノでみた消費期限は2日間。ストロベリーよりも短いのは売れ残りを手にとったからかわかりませんが、半分の日持ちしかしません。コンビニスイーツはほとんどの場合、その日に食べたいから買う方が大多数だと思うので影響はないと思いますけど。カロリーは295kcalとストロベリーより40kcalほど高くなっています。
食べた印象として、バタークリームの量がインパクトあって主役を持っていっている菓子で、クッキー生地はバターを食べるための器といった脇役に感じられる、ある意味で本当の”バター”サンドでした。