「からかい上手の高木さん」の山本崇一朗が描く将棋ラブコメ『それでも歩は寄せてくる 1巻』の感想レビューです。
二人きりの将棋部ラブコメ
山本崇一朗氏が描く部員二人きりの将棋部舞台にした学園ラブコメ。
平たく言うと山本崇一朗氏の代表作「からかい上手の高木さん」の逆バージョン。
主人公は将棋初心者の田中歩と、その歩が恋焦がれている将棋部部長の八乙女うるし。
歩は部長に勝って告白したいために、剣道の達人だったにもかかわらず将棋部へ入部。
好きな気持は部長にバレバレですが、将棋で部長に勝つまで告白しないと決めたことを頑なに通す。
「お前私のこと好きだよな」といったバレてもしらを切り通します。
初心者同然で棋力では防戦一方ですが、言葉では攻めまくり。
逆に部長が攻めに転じようとするも自爆してしまいます。
恋愛未経験者の部長を結果としてからかっている感じの漫画。
からかい上手の高木さんでは女から男への攻めでしたが、それでも歩は寄せてくるではその逆パターン。高木さんがからかわれて照れているのを見ているようでとても楽しいです。
山本崇一朗氏が描く女の子が照れまくる。
そんな癒やしのイラストと物語が楽しめる漫画で、高木さんが好きならハマること間違いなしじゃないでしょうか。
2巻は2019年秋頃発売。続刊が楽しみです。