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【それでも歩は寄せてくる 2巻】レビュー:愛の告白だらけなのに勝つまで好きは絶対に言わない将棋ラブコメ

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「からかい上手の高木さん」の山本崇一朗が描く将棋ラブコメ『それでも歩は寄せてくる 2巻』の感想レビューです。

無自覚な褒め殺し


主人公の将棋初心者の田中歩と、その歩の片思い?相手の将棋部部長の八乙女うるし。
歩は部長に勝って告白したいために、剣道の達人だったにもかかわらず将棋部へ入部するほどうるしにゾッコン。
ですが、将棋で部長に勝つまで告白しないと決めているので誰に指摘されようが断固好きなことを否定し通す歩。

もう言動や行動から好きだということは相変わらずバレバレ。

うるしの友人も、うるし自身がかなり気にしていて好意を持っていることを察知。

歩が好きって言ってたよと言われて赤面するうるし。

この恋する乙女の表情は、もう告白されたら絶対OKするよね?

さりげないようで大胆にうるしをフォロー

将棋や勉強といった頭脳戦では負け続きの歩ですが、運動神経の良さをいかして時にさりげなく、時に大胆に体をはって好きな子をフォローするかっこよさ。
走って勢いよく転倒するうるしを間一髪で体をはってかばう。

不慮な事故とはいえ抱き合ったことには変わらず、助けてもらったうるしはもう意識しまくりです。

そして体育祭では、運動音痴なうるしを色々な面でフォロー。
「ここから先、オレはセンパイの為だけにがんばります」と、もう告白同然のセリフ。

そして借り物競争では選ばれた理由はどうあれ、うるしを選ぶまではよくあるパターン。
でもフツーは手を握って一緒にゴールでしょ?
歩はお姫様抱っこでグランドを疾走して1位を獲得。

単なる先輩後輩の関係じゃ、こんな密着状態になるようなことはできません。

私も歩好きだしは本心か

将棋の話から、「歩」の駒のことを言いたかったんだろうけど、思わず「あゆむ」が好きだしなと言っちゃう先輩。

言ってからハッと気付き顔面噴火状態。

なにこのカワイイ生き物状態です。
そんなうるしですが、髪をほどくと思いの外大人っぽくも見えるから不思議。

『それでも歩は寄せてくる』は3巻以降さらにこっ恥ずかしいラブコメが展開されます。
次も絶対に買いのコミックです。

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