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恋愛禁止学園 2巻(最終回) レビュー:同性ハーレムよりも異性の恋人に揺れはじめた会長との物語完結

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emilyの描く学園ハーレム漫画『恋愛禁止学園 2巻』の少しネタバレありレビューです。

恋愛禁止学園 2巻 レビュー

舞台となる私立愛衣咲学園の生徒会長である上村恵梨花は全国1位のエリート学園を率いている。
その地位を揺るぎないものとするべく鉄の掟「恋愛禁止条例」を徹底し、生徒たちに強行して統制をとっている。
そんな恵梨花に惹かれる主人公の町島陽翔は、彼女が生徒会室で同性とレズっているところを発見し、口止め料として恋人となり、副会長も勤めることとなった。
キスもするし、恋人だっこもする。
決して恵梨花は嫌がっているようにも思えず、むしろ積極的に陽翔にひっついている感じがする。

疲れている恵梨花をいたわるように後ろから優しく抱きしめる。

決して嫌な顔をしない。少しづつだけど陽翔が彼女を思う気持ちが届きはじめ、主従関係から次のステップに進んでいるような気がする。

と、ここまでは純愛物と思わせられるも、実際には恵梨花の周りを囲むハーレムを形成している女性を食ってしまうから、この主人公はたちが悪い。

相手が誘惑してきているとはいえ、好きな人と一応恋人関係にあるんだから浮気じゃないのかと思うのですが。
とはいえ、恵梨花も他の女生徒といちゃつくのでお互い様というところもありますが。
これが彼女なりの防衛方法であり攻撃であったりします。

結局は見事に跳ね返されるわけですが。同性同士のキスにはまったくためらいもないのがすごい。
そして理事長令嬢から告白されたとしても、恋愛禁止という条例を徹底して貫く姿勢は変わらない。

恵梨花、葉百合、八野愛に翻弄されながらも陽翔はストレートに恵梨花が好きなことを伝える。


その想いは着実に恵梨花に届いているし、彼女の心にも変化が生じはじめている。


口封じからはじまった恋人関係。しかし二人恋愛禁止といいつつも恋愛をしっかりしている気がします。
学園を卒業したらめでたく本当の恋人同士になるんじゃないかなと思わせられる最終話。
まだまだ二人の関係のこの先を読みたい、恋愛禁止学園3巻の発売を楽しみに待つ。と思っていたら、あとがきに2巻で終了と書いていました。
これは残念でたまらない。
でも話は楽しめたし、目の保養にもさせていただきました。
emily先生に次も学園恋愛ものを描いてもらえたらなと期待して次回作を待ちたいと思います。

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