娘の友達 第20話レビュー:もう愛には見えないJKの狂気!中年男性の人生を崩壊させるピースがまた増えた!?

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コミックDAYSに連載中の萩原あさ美『娘の友達』第20話「モテそうですよね」のレビューです。

破滅に導くピースを蓄積しているようにしかみえない

妻を亡くし、男手だけで高校1年生の娘を育てる中間管理職の『晃介』。
そして、娘と同級生の女子高生『古都』。彼女は母親から優等生であり続けることを求められ、時には暴力をふるわれている。
その古都が20話でもまた一つ、晃介の人生を崩壊させることもできるピース集めをしている。
バイト先の喫茶店に来た晃介に「もっとドキドキしたいですよね」とたずねる。

ドキドキを先日のホテルで裸で迫られたときのことを思い出し、下心がでてしまっている晃介。

「まぁ」という返事を返してしまう。この照れ隠しのような返事がもしかしたら最悪の選択肢だったのかもしれない。
その直後、使い捨てのフィルム式インスタントカメラでツーショットの写真をいきなり撮る。

これが破滅への布石のように思えてしかたない。
これを古都の友達であり、晃介の娘である美也にわざと見せるのではないか?それを見た美也がそれが親の本当の姿と思い込み父親不信になり家庭崩壊。そうなると、今まで遠回しに晃介と美也に投げかけてきた言葉のつじつまが合う気がしてならない。

男子からの告白に好きというのがわからないと返答

古都は学校で男子生徒から好きですと告白される。
それに対しての返事が「私そういうのよくわからなくて」。
彼氏とかいるの?という問いに対してみせたこの表情。

好きというのが本当にわからないのであれば、晃介に対する思いは一体何なのか?
告白を断る単なる口実だとは思えない反応。

ついに晃介の家庭へ踏み込む古都

メッセージアプリで今度の休日にでかける服選びを写真付きで送ってくる。
晃介が選んだ服と一緒にピースのサイン。

そしてここで衝撃の発言「晃介さんのお家に遊びに行っちゃいます」。
思いがけない行動に思わずカバンを落とす晃介。
そして最後のメッセージ。

「いっぱいドキドキしましょうね」
ヤバイ!やばすぎるでしょ!!
鳥肌が立ちました。
徐々に迫りくる古都。不倫もののサスペンスドラマにありがちな展開ですが、相手が妻ではなく娘。しかも友達。
自分が親に暴力や精神的苦痛を受けていることを、美也にも味あわせたいのか。
それとも晃介を歪んだ愛情で本当に好きなだけなのか。
どうにも本当の好意を感じられないけれど、21話での直接対決ばりの展開でどういったドキドキを味合わせようとするのか。
静かなる狂気を感じて、殺人ものとは違う意味での怖さを感じます。
思った以上にはまり込んでいる漫画『娘の友達』。
最新話はコミックDAYSアプリを使って無料で読めますのでぜひ!

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