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社畜と少女の1800日 10巻 レビュー:冴えないリーマンに想いを寄せる女子高生の恋の行方に暗雲

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社畜と少女の1800日 10巻 買物メモ

板場広志 氏が描く女子高生と冴えない40代中年サラリーマンの年の差同居漫画『社畜と少女の1800日 10巻』を買いました。

あらすじ

社畜が少女と暮らしたら!?
独身リーマンとけなげな女子中学生のひとつ屋根の下の物語。
休日出社に徹夜、朝帰りが当たり前の激務な職場で働く東根将彦。ある日、彼を訪ねて来たのは高校の同級生の娘だという少女、優里だった。「母親が迎えに来るまで」という約束のもと、同居を始めた二人。
年の差ゆえのギャップに戸惑いつつ、時に大人の事情を交えて季節をわたる、ふたり暮らしの日常。
東根の同級生からもたらされた気になる噂。それは優里の母、里美の色恋沙汰だった。
思わぬところから優里の出生についての疑念が持ち上がる。
優里の高校卒業まであと2年となり、依然として行方知れずな里美に関して、東根はある行動に出る。

商品概要

コミック: 176ページ
出版社: 芳文社; B6版
ISBN-10: 483223711X
ISBN-13: 978-4832237117
発売日: 2020/1/16

社畜と少女の1800日 10巻 レビュー

優里は親代わりに大事に育ててくれている冴えないサラリーマンの将彦に恋心を抱いている。

一方の将彦は上司の女性と愛のない体だけの関係をもったり、優里に対しては拾ってきた子犬のようにしか思っていない。(たぶん)
とはいえ優里との同居生活がいつまでも続いていいとは思っていないが、どこかにいつまでも今の生活が続いていて欲しいようにも思えるシーンがところどころで見受けられるように思える。

そんな同居生活も卒業までのあと2年という約束。

優里も卒業後は今の家を出て一人暮らしすると決めている。
二人の関係を揺らすような出来事が次々と畳み掛けるようにでてくる。
優里の親の存在、戸籍、等々。

同級生の浅岡からの告白は断ったけれど、相手の男性は諦めきれていない感がまだある。
二人だけで出かけたり、卒業後もこうして二人で会って欲しいと、将彦のもとから巣立ったときの心の隙間につけ入れるものなら入り込もうという気を持っているようにみえる。
そう思うのは私が汚れているからなのかな?

話は最終回に向けて走り始めている感じがしますが、どうも前途多難、不穏な空気しかみえない。

社畜と少女の1800日 11巻では行方不明の母親登場で暗い展開になりそうな感じがします。
はてさて、どうなることか。主人公とヒロインの二人に明るい空気が少ないのが、読み手を選ぶ作品になってしまっていて残念な感があります。
優里と将彦は結ばれないでそれぞれの道を進むようなエンドになりそうな気もしますが、ぜひ明るい未来をみせてほしいですね。

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