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娘の友達 3巻 レビュー:恋愛なんて生ぬるい!サイコホラーと化して修羅場へ突き進む


萩原あさ美氏が描くJKと年の差背徳サスペンス漫画『娘の友達 第3巻』が届きました。
本巻を手にとって最初に思ったのは「このあざとい表紙は何だ!!!」。
ヒロイン古都、怖え~

娘の友達 3巻 あらすじ

少女の手には、インスタントカメラが握られている。
彼女はおもむろに僕とのツーショット写真を撮り、「現像するまでどんなのが出来上がるか分からないって、ドキドキしますね」と言った。
それから静かに、「宝物のタイムカプセルみたい」と付け加えた。
とても幸せで、優しい時間が流れた。
僕と彼女は、出来過ぎなくらい完璧な世界にいた。
ただ一点、彼女が、娘の友達だということ以外は――。
大切な思い出が増えていく。増えていって、しまう。

娘の友達 3巻 レビュー

ヒロインの古都に主人公の晃介の娘が父と会っていないかという疑念をぶつける。
ついに晃介は破滅の道へ進みはじめる。
まずは親子関係が徐々に崩れ始める。

古都がなぜ奇行に走るのか?その一旦にあるのが家庭の事情。
母親は精神を病んでいる。旦那が他の女と会っているという疑念から精神異常をおこしているように感じる。
その怒りの矛先は古都へとむかう。
家庭内暴力はもとより、友達の家に遊びに行くとなればついていき相手の親を確認する。そしてデート先にも尾行をして、水族館の館内放送で呼び出すしまつ。

父親が友人と男女の関係をもっているのではないかと疑い、悩む美也。
その心の支えとなりはじめているのが、三崎正一郎。
タバコを校内で吸ったり何かと問題児のもよう。
この後は美也の家出を受け入れたりと、何かと美也に救いの手を差し出す。
その目的、真意はわからない。
恋愛関係があるようには感じないけど、どうなのだろう?
肉体関係をもってしまうのも時間の問題のようなシチュエーションが整ってきているけど、この二人の関係も注視する必要がありそうです。

古都は美也の家に遊びに行きたいと言い出す。
晃介の親子関係壊す気満々って感じ。
バレないように気を使っているようで、ところどころで見つかるようなヒントを意図的に落としているような感じがします。
さらに晃介の今を壊したくないという気持ちに揺さぶりをかける。
あの手この手でじわじわと晃介の心とその周辺の人間関係を壊しはじめる。
ワンワンとか言って晃介にじゃれついてきたり、その行動は実にカオス。

「自分の親のほんとうの姿って・・・知りたいって思う?」
こういった相手を心理的に揺さぶり追い込むのが得意な古都。

好意的にみせるぶりっ子ポーズ。
裏の顔の描写と比較すると、その言動に背筋が寒くなります。

衝撃的だったのがこの脇の毛を剃るシーン。
いや、ヒロインだよね?
ヒロインの脇毛とかタブーじゃないの?
しかもそれを剃るシーンとか、サイコホラーとしての演出が実にうまい。
普通のラブコメ漫画ならサービスカットですが、娘の友達ではホラーにしかとれません。怖い。

そして、娘の美也と三崎、部下で晃介を慕っている女性社員が鉢合わせ。
しかも古都のバイト先の前。
修羅場発生です。
そして古都が狙ったかどうかわからないけど、見事なまでに晃介の家庭と職場の地位を一瞬にしてぶち壊してくれます。

そんな修羅場に堂々と登場する古都。
こんな場面においてもまったく動じないその様はまさしくサイコホラーの主人公。

コミックDAYS(こちらを参照)に古都の初期設定があります。
こんな可愛い子がと思うイラストが掲載されているのでギャップをぜひ見てください。
3巻以降の展開はコミックDAYSにて毎週木曜12時に更新されているのでチェックしてください。
もう晃介がカワイソウすぎて・・・
晃介に焦点が当てられていて、古都の動きが見えなくなって静かにいるのが逆に恐怖を感じます。
古都は晃介を完全に廃人になるまで追い込むのか、それとも愛に目覚めていくのか。
結末が死でないことを祈るばかり。
全員が幸せになるようなハッピーエンドにはどうあがいてもたどり着く選択肢がないように思えます。
これでハッピーエンドになったら、それはそれで漫画史に残る名作になる気もしますが、物語の展開と最終回がこれほど読めない漫画は久しぶりです。
テンプレ通りに進まないストーリー展開から目が離せません。

講談社
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