新型コロナウイルス感染症(COVID-19)という見えない敵と闘うイタリアの今を追ったイギリス「Sky News」が作成したドキュメンタリー動画です。
イタリアは13万人以上の感染者をだし、1万7千人以上の死者が出ています。
映像には観光地として賑わっていたかつてのローマの姿はありません。
町中には医療従事者や関連した人の姿しかほとんどみえない。
医療現場では戦場病院さながらの混雑した病院の姿が映し出されている。中には収容しきれず廊下で担架のようなベッドで過ごす患者、集中治療室では頭をすっぽり覆った透明カプセルの呼吸器の中で苦しそうにしている人たちが所狭しと詰められている。容態が急変する患者に対応するスタッフ。
皆が年始には元気に普通に暮らしていた人たちばかりだ。それがわずか数ヶ月で廃墟のような町並みの中、人によっては死の淵に立っている。そして亡くなればそのまま親族さえも触れることもお別れを告げることなく埋葬されてしまう。
私はかからない。日本は大丈夫。イタリアも最初は同じだったにちがいない。
医療体制は全然日本の方が優れているので、ここまでになる可能性は低いと信じている。
でも、同じ轍を踏むことがあってはならない。だからこそ2週間後の様子をみて休業を判断だとか言っている場合ではない。現に埼玉県の染者病床は8割がすでに埋まってしまっている。廊下の簡易ベットの上で快方をひたすら待つなんてことも現実味を帯びてくる。だからこそ会社は利益を優先することなく命を優先してほしい。それには国の補償が必要。お金がなければ命があっても生活はできないのだから。非常事態宣言を出して布マスク2枚送って終わりという、机上の空論、政治家の自己満足で終わってほしくない。
少しでも早く、政治家が本気で国民の命を守る選択肢をとってくれることを願う。