社畜と少女の1800日 11巻 レビュー:棄てられた少女は事実を知らないまま新たな道を歩む


板場広志氏の『社畜と少女の1800日』11巻が届いたのでレビュー紹介します。

社畜と少女の1800日 11巻 あらすじ

高校を卒業するまでと決めた社畜と少女のふたり暮らし。高校3年生の冬を迎え、優里は独り立ちの準備を始める。そんな折、優里の母・里美が見つかったという報せが…!! 4年前から消息不明だった里美に会うべく、東根と優里は共にとある港町に赴く。

社畜と少女の1800日 11巻 レビュー

社畜と少女の1800日 11巻では優里がついに母親と再開をはたす。
しかし、母親の死という予想外のかたちでの再開だった。

東根と一緒に周囲には娘ということを伏せ、感情を押し殺して遺影の前で手を合わせる。
しかし、会場から一歩外に出ると一気に感情が噴き出し号泣する。

母親が優里を捨てた理由が語られる。

優里の母を知る人から昔話を聞かされる。
望まれて生まれてきた子だと伝えられ優里は救われた。

めでたしめでたしで終わるかと思いきや、まさかのその先展開。
事実は残酷で、実際には優里を棄てていたという衝撃展開。

こんなに胸くそ悪い母親だとは思っても見なかったです。
知らぬが仏とはこのことを言うのだろう。事実を知らぬままお別れができたことが唯一このヒロインが救われた点。
事故死は罰なのか。母は自分の都合の悪いものを全て置いて、自分だけ幸せになろうとしていた。
そうは問屋が卸さない。結局無残な事故死で人生を詰んでしまった。

そんな事実を知らないまま、優里は就職先が決まり、ひとり立ちする決意をする。
新しい生活へ希望ある未来に進みだすかと思いきや、東根が総合病院に一人でいっていた事実が判明する。
東根は病気なのか?それとも知人もしくは異性の誰かのお見舞いなのか?
何にしても不穏な空気が再び二人の関係に忍び寄ってきます。
優里が今まで歩んできた苦労、それに負けじと頑張ってきた良い子。
これで東根と結ばれずバッドエンドだったら本当に救われない。
同居生活の終焉を迎える前に想いを伝えた優里。
最終回へ向けてクライマックスに突入した感じが漂い、シナリオを畳み掛けるような物語になっています。
今のところハッピーエンドになる雰囲気がなんかみえない。ここからの逆転ハッピーエンドに期待しつつ、12巻の発売を首を長くして待ちます。

商品情報

コミック: 176ページ
出版社: 芳文社; B6版 (2020/4/16)
言語: 日本語
ISBN-10: 4832237314
ISBN-13: 978-4832237315
発売日: 2020/4/16
梱包サイズ: 18.7 x 13.4 x 1.8 cm