キスしてくれなきゃ死んじゃう 3巻最終回レビュー:最悪のキスから最高のキスへ


西木田景志『キスしてくれなきゃ死んじゃう』の第3巻のネタバレ感想レビューです。
『キスしてくれなきゃ死んじゃう』は本コミック収録の第31話で完結・最終回となります。

キスしてくれなきゃ死んじゃう これまでのあらすじ

平々凡々な高校生、佐藤祐太は、ある日、同じクラスの美少女、上野原凛子の秘密を偶然にも知ってしまった。その秘密とは、上野原凛子が非常に珍しい病気に罹患しているというもの。
彼女の病名、それは「接吻疾患」。
『我妻さんは俺のヨメ』の西木田景志、最新作! キスから始まる同級生キスキスラブコメ!!

キスしてくれなきゃ死んじゃう 第2巻 レビュー

ヒロインの上野原凛子は「接吻疾患」というキスをしないと死んでしまう病気にかかっている。

死を逃れるためだけにキスをしないといけない不幸な少女。
その選んだ相手が主人公の佐藤祐太。

いやいやでやっていたキスもやがてそこには感情の変化が現れてくる。
凛子は完全にラブモードに突入。
初デートのお祭りをすごく楽しみにしていた。
しかし悪いことばかり起きてしまう。気合を入れた浴衣ははだけるし汚れるし、雨は降るし花火は中止。

祐太に可愛いと思われたい一心でやってきたのに空回りして涙が出てくる。

それでも最後に中止だった花火があがったときに凛子からキスをすると、笑顔に戻る。
口は悪いけど、健気で一途な凛子の高感度が急上昇。
なんだけど、主人公がとにかく最低で理由はどうあれやっていることが共感できないほどクズにみえてくるのが、この漫画の難点。
凛子とは別に好きな子、ともりがいる。

サービス担当のようなドジをひたすらするような子で、顔も性格も良いから好きになるのはわかる。
ひたすらともりを追い続けていることに嫉妬して、「なんで私とキスするの」という問いに対しての返答がもうクズすぎて読んでいてムカつきました。

「義務だ、お前を可哀想だと思っている」と言う。
そうであっても好意を見せている相手に対して、しかも病気の為にキスをしないといけないという状況を考えれば、その言葉はあまりにも酷。イヤイヤお前とキスしてやってんよ。と、とらえることができるようなセリフ。
そしてこの後にタイムリミットだからと、泣きながら嫌がる凛子を壁に押し付けて無理やりキスをする。
キスしなければ死んでしまうのだから仕方ないけれど、傍から見れば強制わいせつになりかねないような一コマ。
ポケットからキスの為に一生懸命選んでつけたリップが落ちるのがさらに虚しく感じます。
そして相手にされなくなると、親切の押し売りのように、してやったのに感謝しろよ的に「僕は君を助けた」のにって情けない。

2020年に読んだ漫画の主人公の中で最も最低です。
それでも好きなんだろうね。
優しい凛子は佐藤を許しキスをする。それが最悪のキスではじまり最高のキスで終わった。という話なんだろうけど、ちょっと後半がね~
ヒロインが良い子すぎるし一挙手一投足が可愛いので、余計に最後の主人公のクズっぷりが残念で仕方ない。

商品概要

コミック: 192ページ
出版社: 講談社 (2020/7/9)
言語: 日本語
ISBN-10: 4065193060
ISBN-13: 978-4065193068
発売日: 2020/7/9
梱包サイズ: 17.2 x 11.8 x 1.2 cm



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