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進撃の巨人 第132話【最新話 ネタバレ感想】ハンジは大役を終え旧友の元へ旅立つ

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松本光司氏の漫画『進撃の巨人』の第132話についてネタバレありの感想記事です。

紹介タイトルの内容
  • 作品名:進撃の巨人
  • 作者:諫山創
  • 紹介話数:第132話「自由の翼」
  • 掲載誌:別冊少年マガジン 2020年10月号
  • 発売日:2020年9月9日

2020年9月9日に発売された別冊少年マガジン 2020年10月号に掲載された進撃の巨人 第132話の最新話ネタバレ感想レビューをお届けします。

進撃の巨人 あらすじ

手足をもがれ、餌と成り果てようと、人類は巨人に挑む!!
巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の戦いが始まってしまう。

「始祖の巨人」の力を掌握したエレンは生まれ育ったパラディ島の平和のため、島外の人類を根絶やしにすることを決意する。そして行進を開始したエレンと巨人の大群。
彼らは救世主なのか悪魔なのか。結論は出ないまま、ミカサやアルミン達は世界を助けるために動き始めた・・・・・・。

進撃の巨人 132話ネタバレ感想

エレンの地鳴らしを阻止する『ハンジ、リヴァイ、ミカサ、アルミン、ジャン、コニー、テオ、ピーク(車力の巨人)、ライナー(鎧の巨人)、アニ(女型の巨人)、ファルコ(顎の巨人)、ガビ、オニャンコポン』らを乗せた蒸気船はマーレ海岸都市オディハに到着した。
オディハの住民は既に巨人の進行から避難していて、船も全て出払っている。

アルミンやジャンらは飛行艇をアズマビト家の格納庫に入れ、技術者達によって整備を始めます。

ファルコが眠りから目覚めるやいなや、マガト隊長、レベリオの死にパニック状態。
マーレ大陸の大半を地鳴らしが飲み込んでいる現状にどうするのかをピークとガビに問いただすも、わからないとしか言えない。

港の堤に腰を落とすアニにミカサが近寄り、新型の立体機動装置の確認を促す。
アニは降りると伝えたはずと困惑。
故郷を救う僅かな望みに全てを懸けている他のメンバーに申し訳ないと思っている。
それでも「私はもう戦えない、最期の時間くらい、穏やかでいたい」と。
しかし、その視線の先にはアルミンがいた。
それに気づきあんぐり顔のミカサ。そして気づかれたアニも赤面と、珍しい光景。
コイバナに関心を寄せるところは強いといっても、やはり恋に憧れる女性なんだと思う。
アニの想いにあなたはもう辛い思いをしなくていいと優しく声をかける。
ただ意中のアルミンは飛行艇に乗ってエレンの元に向かう。それは変わらない。

ミカサの気持ちにも気づいているアニは逆にエレンの元に行く理由をたずねる。
殺さず、遠くに行った彼を連れ戻すのだと。

背を向けるミカサに「マフラーはもう巻いていないの?」と気になったことを聞いてみたが、「持っているけど、今は巻いていない」と後ろ向きのまま答える。
この時、ミカサはどんな表情をしていたのだろう。

イェレナからエレンが目指している攻撃目標の場所を聞き出します。
エレンははじめに「カリフア軍港」で集結した世界連合艦隊を撃退。
次のターゲットが飛行艇研究基地がある「スラトア要塞」。

従順にエレンの目的地を説明したイェレナは、代わりの願いを伝える。
ジークは敗れたがそれでも正しかったと。

ハンジが目をそらしうつむき加減ながら、エレンに何の解決策も、希望や未来を示せなかった私の無力さを認めると発言。

ピークがキヨミが二人きりの場所で話をしている。船室に閉じ込めているファルコとガビの事をお願いする。
飛行艇よりは安全な船で逃げさせる。その一方でピークは死んだ仲間達に報いるため、戦士の務めを果たすと言い残す。

夜が明けると出発の準備が着々と進み、あと一時間ほどで離陸準備にはいる。
立体機動装置を装備して臨戦態勢のハンジを中心とした一行。
リヴァイ兵長は重傷を負いながらも、たった二本の指しか使えない右手にトリガー握る。
問題ねぇとは言うものの、状態が悪いのは一目瞭然。

ヒィズル船に乗るアニはライナーとピーク別れの挨拶をする。
逃げることに謝罪するアニに、ピークは今更背負うものなんて何も無いよと優しく諭す。
ライナーはアニとベルトルトに「ずっと謝りたかった」。あの日、作戦を強行したこと。もし引き返していたら故郷に帰って家族に会えたのにと。
謙虚なライナーにアニは何度殺そうとして思いとどまったかわからないと返す。
「よく我慢できたな」
二人だから通じるジョーク。
抱きしめて別れをする。
手を振り飛行艇に乗り込む一行に挨拶をして、別れをする。

最後にアニはアルミンと目線があうと、すぐに逸らします。
思い合う二人が離れ離れになるシーンはいつ見ても悲しい。
ミカサはアルミンにこれでよかったのかとたずねられるが、アニはアニのままでいいんだからよかったと答える。
いつか二人がミカサとエレンの二人と一緒にダブルデートできる日がくればどんなに嬉しいか。
展開的には難しそうですが。

巨人に片思いのハンジ。リヴァイに背を向け「みんな見てるかな?今の私達を死んだ仲間に誇れるかな」

飛行艇に燃料の注入を開始しようとしたところ、船にしがみついてついてきたずぶ濡れになったフロックが現れる。
銃を飛行艇に向けるやいなや乱射を始めます。
飛行艇に被弾する中、ミカサが立体機動装置のアンカーをフロックに向け発射して、喉元に命中。首から血を流し倒れます。
銃撃を受けた飛行艇の燃料タンクに穴が開いたが、一時間程度で修復できそうな見込み。
修理にかかろうと技術者がレンチを取ろうと手を伸ばすと、大きな地響きがおきる。
ライナーが外に出ると、地鳴らしの巨人が山を下りてきていた。

そばまで巨人が押し寄せていることにあせる面々。飛行艇の修理を急ぎます。
その近くで虫の息となったフロックを見守るハンジ。
断末魔で「行かないでくれ、島のみんなが殺される、俺たちの悪魔、希望」そう言い残して息絶えるフロック。
ハンジはフロックの言う通りと認めつつも、あきらめられないんだと、進むことを詫びるように届かないフロックに伝える。

街一面を覆い尽くすくらいの大人数の地鳴らし巨人を目前に、ミカサはアルミンに何か手はないのかとたずねる。
アルミンは僕が残って足止めを言いかけると、ライナーは即座にダメ出しをする。エレンを止める切り札をここでなくすわけにはいかない。

内輪もめをしているところに足止めに手をあげたのはハンジだった。
自分が皆を引き連れここまできた。そして大勢の仲間を殺してまで進んできたけじめをつけると。
そしてアルミンに15代調査兵団団長を任命すると宣言。
この時点で死亡フラグともとれる。

巨人の群れへと足を向けるハンジ。
リヴァイとすれ違いざま、つぶやく。
分かるだろリヴァイ、ようやく私の番が来た感じだと。今最高にかっこつけたい気分なんだよ。

リヴァイはそっと目を閉じ、ゆっくりと目を開くと、ハンジの胸に手をあて「心臓を、捧げよ」と決め台詞。
これアニメでは鳥肌が立つだろうな。

目を見開くハンジは立体機動装置を駆使して超大型の巨人の群れの中に入っていきます。
その上空で「やっぱり巨人って素晴らしいな」と片思いの相手に顔を赤らめて攻撃を始めます。
巨人の高熱に体を燃やされながらも雷槍やブレードで戦い続けるハンジ。

その努力の甲斐あって、修理を無事に終えた飛行艇は無事に飛び立ちます。
飛行艇の中からリヴァイは「じゃあな、ハンジ」とそっとつぶやきます。

巨人の足止めに成功し、体が燃えながら地面へ落下してくハンジはその中で夢を見る。
そこにはこれまで一緒に戦い亡くなっていった調査兵団の仲間に囲まれていた。
ハンジは「飛行艇は?」と問いかけると、エルヴィンは「飛びたったよ、お前は役目を果たした」と優しく答える。
私の大好きなサシャもいました。

ハンジは大空を飛んでいく飛行艇を見ながら「エルヴィン・・・みんな」とつぶやくとそっと目を閉じた。
モブリットの差し出す手を借りて起き上がりながら、団長に指名されたせいで大変だったよと愚痴をこぼしはじめる。
優しく諭すように「ああ・・・大変だったな、ゆっくり聞くよ」と戦い終えた戦士に休息がおとずれる。
きっと天国での宴会はたまっていた愚痴で相当荒れそうです。

「すべては仲間達のために。」

お疲れ様、ハンジ・・・

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