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私たちはどうかしている 15巻 レビュー:読者の予想を次々と二転三転と裏切り続けてたどり着く事件の真相

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安藤なつみ 氏の漫画『私たちはどうかしている』15巻を購入しましたので感想レビューです。

私たちはどうかしている 15巻 あらすじ

正真正銘クライマックス!!

女将の過去を聞いた七桜と椿は、事件の真相を探るために母の手紙を検め、山奥にひっそりと住んでいた多喜川の父・秀幸と会うことに。
死んだと思っていた秀幸の口から語られる母の秘密に驚愕する二人。真犯人はまさか…!?
一方、何かを察知した女将は栞が持っている「あるもの」を手に入れて七桜のもとへ向かう。
七桜のことを想い続ける多喜川もまた光月庵を訪ねて……!!

私たちはどうかしている レビュー

山奥でひっそり暮らす多喜川の父の秀幸のもとにくる高月今日子。
和菓子の老舗「光月庵」を継いだ花岡七桜を、その母親ともども邪魔者として憎み続けている。
その七桜を消すように話をする。

光月庵も軌道にのりはじめるなか、高月椿は事件の真相を探り続ける。
七桜は椿をまた事実を知ることで大事なものを失ってしまうのを恐れ、母の無実を証明することを避けていた。
それでも椿に美しい御菓子を作るためと、一番大事なことを思い出させてくれる。
追求することでたどり着いた、亡きものと言われていた多喜川父の秀幸との出会い。
母と樹(いつき)との関係の経緯を知る。

秀幸が出した殺人犯の結論は薫だった。
今まで一度も犯人だと思ったこともない人物の名があがって驚いた。
15巻では物語が目まぐるしく展開され、読者の予想を良い意味で裏切り続ける展開が目白押しだ。

誰も頼れることができなくなった高月今日子は自らの手で暴挙にでる。
七桜に自らの手で刃物を突き刺す。

七桜、今日子、椿、薫と役者は揃った。
全てのピースが揃い、真実がついに判明する。

そして迎えるクライマックス。

高月今日子が踏切に入り電車に向かって自殺?
これで高月今日子からの妨害がなくなる?
いえいえ、私たちはどうかしている15巻はまだまだどんでん返しが待っています。
私たちはどうかしている史上最も濃密なシナリオ。二転三転どころではない、そうだったのかと思った直後にまた読者を裏切るひっくり返しと驚きの展開。
そしてそのドロドロした展開の先に待つクライマックスといううたい文句に嘘偽りのない展開。
物語への引きつけ感が半端ないです。
ここまでテレビドラマ化したらもっと面白かっただろうにという内容。
サスペンスドラマ好きには超おすすめの漫画です。
と良いことを書いてきましたが、これ最終巻ではなく、16巻に続くのですが、はて16巻一冊使ってどういった話をもってくるのか、へんに間延びせずきっちりとした最終回をもってきてくれるのか、ちょっと不安材料もありますがどうなるのでしょう。

商品概要

  • 出版社 : 講談社
  • 発売日 : 2021/5/13
  • 価格:506円
  • コミック : 208ページ
  • ISBN-10 : 4065232430
  • ISBN-13 : 978-4065232439
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