『アイの歌声を聴かせて』を映画館で観てきた
劇場版『アイの歌声を聴かせて』を公開初日の2021年10月29日(金)に映画館で観てきました。
映画館にわざわざ見に行こうと思ったきっかけは吉浦康裕監督作品だということ。
「イヴの時間」の大ファンなのです。
監督が得意とする「AI」と「人間」の関係というテーマのアニメ映画。
高校生の少年少女たちが織りなす瑞々しい群像劇という形で描写されているのだが、これがとにかく私の好きな要素である、学園もの・恋愛・友情・感動・笑い・歌の要素がすべて入ったお得な作品。
最初は見ているこちらが恥ずかしくて早送りボタンを押したくなるようなシーンや笑いがある。
ポンコツAIのシオンの美少女キャラは見ているだけでも癒やされる一方でちょっとうっとおしさもあるキャラの味付け。
主人公であるサトミは優等生だけれど友達のできない陰キャラ。
そして幼馴染の相手とのラブコメ、そして毛嫌いされていた相手と友情が芽生えたり、いつしかグループで友情が芽生え眩しいばかりの友情が展開。
そして後半はシオンとサトミの関係が語られ、そうつながるのか!とうまいシナリオに引き込まれ、そしてほっろと涙する。
歌が効果的に使われ、映像も美しい。
まさに映画館向けの作品。
ありきたりかもしれないけれど、そこが逆に安心してみていられるし、好きな要素、こういう展開が王道だけど嬉しいというのが目白押し。
私の中で良い意味で裏切られた作品は君の名は。以来と思えるほどのダークホースなアニメ映画。
注目度低いけれどこれは映画館で観ることをおすすめできる作品です。
ちなみに制作陣もかなり豪華で、キャラクター原案は漫画家の紀伊カンナ氏、共同脚本にコードギアスシリーズの大河内一楼氏。
声優陣はポンコツAIの主人公「シオン」を土屋太鳳、ヒロインである「サトミ」を福原遥、幼馴染のトウマを工藤阿須加が演じ、小松未可子、興津和幸、日野聡といった実力派声優も集結しているほどで、キャスティングも文句なしでした。
感動した衝動で、1個1,500円もするアクリルスタンドを「サトミ」と「シオン」の2つも買ってしまいました。
映画『アイの歌声を聴かせて』のBlu-rayが発売されたら絶対買います。
あらすじ
パンフレットはネタバレが含まれるので、映画を見る前に買っても読むのは映画を見終わってからがおすすめです。
最後にきっと、笑顔になれる――。
ポンコツ“AI”とクラスメイトが織りなす、爽やかな友情と絆に包まれたエンターテインメントフィルムが誕生!
景部高等学校に転入してきた謎の美少女、シオン(cv土屋太鳳)は抜群の運動神経と天真爛漫な性格で学校の人気者になるが…実は試験中の【AI】だった!
シオンはクラスでいつもひとりぼっちのサトミ(cv福原遥)の前で突然歌い出し、思いもよらない方法でサトミの“幸せ”を叶えようとする。
彼女がAIであることを知ってしまったサトミと、幼馴染で機械マニアのトウマ(cv工藤阿須加)、人気NO.1イケメンのゴッちゃん(cv興津和幸)、気の強いアヤ(cv小松未可子)、柔道部員のサンダー(cv日野聡)たちは、シオンに振り回されながらも、ひたむきな姿とその歌声に心動かされていく。
しかしシオンがサトミのためにとったある行動をきっかけに、大騒動に巻き込まれてしまう――。
ちょっぴりポンコツなAIとクラスメイトが織りなす、ハートフルエンターテイメント!