ジャンプSQ. 2022年2月号に掲載された、アミュー『この音とまれ!』109話「夜明けの言葉」を購入しましたので、写真を交えてひとくち感想・レビューします。
一部で若干ネタバレありの内容となっています。
- 商品名:この音とまれ! 109話「夜明けの言葉」(ジャンプSQ. 2022年2月号)
- 作者:アミュー
- メーカー:集英社
- 発売日:2022年1月4日
- 散財額:640円
- 購入先:Amazon Kindle
商品概要・あらすじ
久遠は鳳月を含めた箏曲部メンバー全員で宇月の魔の手から箏曲部を守りきった。
その後日談。
この音とまれ! 109話「夜明けの言葉」のレビューまとめ
第109話は箏曲部メンバーの団結力、そして気になる恋愛関係も含めた総決算といった感じです。
兄のとった行動に部に居続けることをためらうナツ。
兄のことは口に出せないという思いを抱くナツに、箏曲部のメンバーは堂々と触れ、冗談と笑いをもってそんな雰囲気を打破してくれる。
本気で取り組む部員を信じ見捨てないという、箏曲部の良き伝統がここでも発揮され、バラバラになりかけた部員の心はより強固な結束力につながった。
「何かあったら頼れよ」「ダセェとことか弱っちいとこ見せてくれたら、俺らが全力で笑ってやるから」
その言葉に嘘偽りがない。
箏曲部メンバーの男子が集まってのお泊り勉強会でのバカ騒ぎ。
勉強会という名目でメンバーそれぞれの心のケアを全員でフォローしてくれる。
ストレートなありきたりの言葉での慰めじゃないのが、これこそ「この音とまれ!」の真骨頂。
胸に熱いものがこみ上げてくるこの場面。
本当にこの作品を読んでいてよかったと思える一時です。
こういうバカいいながら責めるのではなく、許して前にみんなで進もうというこの思い。
学生時代にこういうメンバーに出会えていたらさそがし素晴らしい青春時代を送れたのだろうなと、リアルで羨ましく思います。
一方で、同じタイミングで女子会も行われていました。
鳳月がチカに好きって言ったことを告白。
恋バナに盛り上がるヒロ。
逆に武蔵先輩に告白する予定を聞かれ 、涼先生以外には気づかれていないと思っていたので、隠せていない自分に赤面。
この二人が勉強そっちのけで恋バナで盛り上がる暖かな場面。
ずっと闇をかかえてきた箏曲部全員が部を通して人を信じ前向きになれた瞬間。
この場面もアニメ化してほしい。
そして場面はテスト終了後。
なにかあった時の証拠として撮影していた動画を再生しはじめる面々。
そこには鳳月の「大好き」という告白も入っていた。
部員全員で一斉にフォローを始めるも涙目の鳳月。
乙女のピンチとなればここは当然イケメンの登場です。
「俺も鳳月のこと大っっっ好き」
この笑顔でさらりと告白を受けるととれる「好き」返し。
イケメンはやることが違います。
これで両想いで付き合い始める。
かどうかは、わかりませんがこの二人がお互い意識していた想いに対しても一区切りついたのではないでしょうか。
あとは倉田武蔵と来栖妃呂の先輩カップルですね。
こちらは全国大会優勝くらいして最後に告白とかなのかな?
今月号のこの音とまれ!はボリュームがハンパないです。
しかも幸せが詰め込まれすぎてこぼれそうなくらい。
この幸せをぜひ雑誌ですぐにでも味わっていただきたいです。
このためだけに640円払ってもお釣りがくるくらいハッピーになれます。