堂本裕貴氏の漫画『愛してるゲームを終わらせたい』の第1巻についてネタバレありの感想記事です。
愛してるゲームを終わらせたい あらすじ
両片想いの幼なじみ、恋のゲーム開始!
両片想いの幼なじみ。
終わらせるための恋のゲームを始めよう。
幼なじみの、その先へ――くだらないはずの遊びに、二人はありったけの想いを乗せる。
近づくほど好きになる。近づくほど言えなくなる。
素直になれない二人を繋ぐのは…
子供の頃から始めた『愛してるゲーム』。
“照れたら負け”の子供じみたゲームに青い気持ちを精一杯詰め込んで、負けられない戦いが今、始まる。
愛してるゲームを終わらせたい レビュー
主人公の「浅葱 優希也」とヒロインの「桜 みく」は幼馴染の高校1年生同士。
バカップルのようなこのイチャイチャぶりだが、両想いながら付き合っていない。
好きになった方が負けというような「愛してるゲーム」を小学校6年生から続けている。
とはいえ、お互いに成長することで、外見も女性的・男性的に魅力が高まり、意識するなというのが無理な状況。
かぐや様は告らせたい同様に好きを感づかせたら負けというシチュエーションから、好きという感情が溢れ出してくると、相手をあざ笑うかのような勝手な妄想をして苦しむ。
いや、ないんですけどね。(早坂風)
しかし仕草といい、表情といい、いちいち可愛すぎる。
随所で相手のことが好きという内面の声がきけます。
いじらしくてたまりません。
「ない胸張って」頑張る少しアホっぽさがある残念さが健気で愛らしさをより強調してくれます。
決めるところは決める。
思わず胸キュンシーンも効果的に挿入され、しかも物語中に負の要素がほとんどない貴重な王道ラブコメ一直線なのが素晴らしい。
絵がとても好みで、どこかで見たことあるタッチだと思っていたら『りぶねす』の原作者だということをコミックスの帯で初めて知りました。
かぐや様は告らせたいと同じような恋愛シチュエーションながら、こちらはひたすらイチャラブのみの、読んでいてホッコリさせてくれる、幸せな時間をくれるラブコメ漫画となっています。
お互いに好きなのわかるだろと第三者目線でわかりながらも、当人はバレないように必死になって相手から告白させようという我慢比べ学園ラブストーリー。
2巻も継続して購入決定です。
商品概要
出版社 : 小学館
発売日 : 2022/4/12
コミック : 196ページ
ISBN-10 : 4098510472
ISBN-13 : 978-4098510474
寸法 : 12.7 x 1.4 x 18 cm