原作:柚本悠斗、イラスト:magako、キャラクター原案:あさぎ屋のラノベ『クラスのぼっちギャルをお持ち帰りして清楚系美人にしてやった話』の最新3巻についてネタバレありの感想記事です。
クラスのぼっちギャルをお持ち帰りして清楚系美人にしてやった話 あらすじ
行き場を無くした少女との、甘くあたたかな同居ラブストーリー
今度のイベントは学園祭!
二学期に入り、学校では学園祭の準備が始まった。
晃のクラスは泉の根回しで「和風金髪ギャル喫茶」という不思議な出し物に決定してしまう。
さらに転校までの思い出作りと称し、晃は葵と一緒に学園祭実行委員をやることになった。
接客の勉強やメニューの選定など準備に慌ただしく追われる中、葵の前に現れたのは、かつて行方をくらませた母親だった。
また一緒に暮らそうと告げる母親に、葵はもう一度向き合うことを決めるのだが、事態は思わぬ展開を見せていく――。
そして迎えた学園祭。晃は自らの想いに向き合い一つの答えを出すのだが――出会いと別れを繰り返す二人の恋物語、急転直下の第三弾!
クラスのぼっちギャルをお持ち帰りして清楚系美人にしてやった話 レビュー
転校を控えていた高校生の明護晃が、近所の公園でずぶ濡れになっている金髪ギャルのクラスメイト「五月女葵」を見かけお持ち帰り。金髪ギャルから黒髪の和風美少女に変わったヒロイン。
そんな二人の学園ラブストーリー。
という始まりから、今巻では学園祭で和風金髪ギャル喫茶という出し物をすることになり、葵が再び金髪になることに。
金髪に戻したても和服が似合う。
黒髪もいいけれど、金髪もヒロインによく似合う。葵
というような明るいムードから一転、葵を捨てた母親が一緒にまたやり直したいと言ってきた。
ただし理由は葵を思ってやり直しとかではなく、男のDVから逃げてきただけの話。
さらに父親から振り込まれていた養育費を渡せという糞みたいな展開だから虫酸が走る思いだ。
4巻はこの母親との対決が中心となる。
この母親の行いがなければ意識することなく、今のような状況にはなっていない。そう考えると全てが悪かったとはいいきれねいけれど、この先も貧乏神のごとく金をせびりにくるだろう。
そう考えるとここでケリをつけるという展開は賢明だと思う。
読んでいてとても嫌な気分にさせられる展開が続く3巻。
とても重く暗いシーンに読むのをやめようかと思うほど。
しかしこの闇を取り払うことで、二人の明るい未来が来ると思えばこれも起承転結ある物語の一部。
避けては通れない根底にある問題をクリアすることで、二人のラブ度向上、より明るい展開が期待できるのだからこれもよし。
『クラスのぼっちギャルをお持ち帰りして清楚系美人にしてやった話 』4巻では下のイラストような、夜の身体測定といったような、読んでいて悶えるくらい、いちゃラブ展開目白押しを期待したいところです。
商品概要
- 出版社 : SBクリエイティブ
- 発売日 : 2022/4/14
- 文庫 : 288ページ
- ISBN-10 : 4815614415
- ISBN-13 : 978-4815614416
- 寸法 : 10.6 x 1.5 x 15 cm