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【からかい上手の高木さん】11巻レビュー:絶妙な言葉で愛情表現して攻める高木さん

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山本崇一朗『からかい上手の高木さん』の第11巻レビューです。
いよいよテレビアニメ2期も2019年7月7日の七夕から放送開始し、コミックも累計700万部を突破するからかいワールドはますますヒートアップしています。

からかい上手の高木さん 11巻 レビュー


からかい上手の高木さん 11巻も高木さんの西片へのからかい度はよりヒートアップ。でも少しづつ告白めいた感じの好きアピールが具体的になってきている感じがします。

衣替えの時期に西片は冬服にしたが高木さんは夏服のまま。それがきっかけで寒さ対決をするはめに。
嘘をつかない高木さんを逆手にとって、外で「少し寒い?」とたずねる。
それ対する回答はに仕方があっためてくれるよねという、早速の好きアピール。

持ちもの検査の回では、お互いに持ちもの検査をするという話。
西片が検査する側、つまり先生役になって高木さんの荷物検査をする番がまわってくると、ジャージの中に不自然な膨らみが。しかしそこは胸の部分。恥ずかしがって検査できなかった。
すると将来を予知するかのように「あまいですねー、西片先生は」のセリフ。

からかい上手の元高木さんを読んでいればニヤっとくるセリフです。
ストレートな告白かと思えたシーンが、あっちむいてホイの勝負でのひとコマ。
ホイをする前に誘導尋問で「私のこと好き?」と、西片から告白させたいといわんばかりの質問。

結局は高木さんが勝つわけですけど。

高木さんの西片への積極的なアプローチはより具体的になっていきます。
飴の味を確認するのに、口の中で一回舐めた飴を交換して確かめてみる?とか恋人でもできなそうな恥ずかしいことをさらっと言ってきます。

図書室ではお互いに選んだ本を読み合うという提案があり、それぞれが選んだ本を読み合う。
いきなり「好きだよ。」と西片の方を向いて口にした告白。

と、思いきや朗読をはじめる。西片は朗読かと一瞬ドキッとするも勘違いだと思いこむ。
でも、本にはそんなセリフは書いていませんでした。

編み物の話では、手取り足取りで教える。手を触れる確信犯でやってますよね。

友達の真野ちゃんからは、高木さんはいつも西片を手玉にとっているイメージにみえるようです。まぁその通りなんですけど。

真野ちゃんは中井くんとうまくいっていないと思い込んでいるようで、西片を利用して嫉妬させようと仕組む。結果として良い方向に収まったのですが、高木さんは思いのほか嫉妬していたようです。

知ってはいましたが独占欲がやはり強いようです。
高木さんは完全に恋する乙女になっています。後は西片が高木さんに対して恋心を持っているんだと気づき、勇気をだして言葉にするだけといったところでしょうか。
告白して両想いになってからの、恋人になってもからかい上手の高木さんも見てみたい気がします。

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