鬼滅の刃 19巻 感想
吾峠 呼世晴『鬼滅の刃 19巻』を購入しました。
ワンピースを超える勢いのあるジャンプコミックス。テレビアニメ化で人気に火がついてあっという間にシリーズ累計4000万部突破というから驚き。
バトルもの少年漫画の王道をいく設定で男性はもちろん、魅力的なキャラクターも相まって女性にも大人気。
でも体を切断しまくるし、グロとまではいかないけれど、爽やか系ではないのは確か。それでもこれだけ短期間に人気急上昇するのだから、その物語性も良いのだろうなと思っています。
鬼滅の刃 18巻では特典のキャラクターイラストカード付属で、万引やカードだけ取り出すといったモラルが問題視されていましたが、19巻ではキャラクター人気投票への投票応募券がついていて、メルカリやヤフオクといった個人売買サービスで応募券だけで高値で売買されています。AKB商法の握手券みたいで、商魂たくましい売り込み戦略がちょっとイヤな方向に集英社いっちゃっているのが気になります。
ハガキに応募券を貼って応募するので、ボカシを入れる必要ないのですが、念の為入れておきました。
本巻では胡蝶しのぶが特にいい味だしていました。
鬼に名前の候補をいくつかだされて、「気色悪いので名前呼ばないでください」と笑顔でこのセリフのギャップが面白い。
鬼もこの期に及んで「これが恋というやつかなぁ。可愛いねしのぶちゃん」とか、もうシュールを超えて笑うしかない。
そして極めつけがこれ「とっととくたばれ糞野郎」。
笑顔で罵るこの決め台詞。5チャンネル掲示板とかまとめサイトとかで、ネタとして使われそうなコマです。
シーン的には激戦を乗り越えて、勝負がついた渋くなる真面目な場面なんだけど。
もう各キャラクターが場面と表情とセリフがもう場の雰囲気とまったくもってミスマッチで、おもしろすぎです。
と、いうようなものを紹介してきましたが、話はいたってクソ真面目。
読者であれば涙がでてきそうな、鬼滅の刃には珍しい幸せな場面の描写。
この後のカナヲの涙を流すシーンにもらい泣きしそうでした。
物語に引き込まれ、気がつけばあっという間に読み終わっていました。
20巻も楽しみな作品です。
週刊少年ジャンプ 11号の購入特典は特製クリアしおり
尚、2月10日(月)発売の「週刊少年ジャンプ 11号」では、鬼滅の刃の特製クリアしおりが購入特典としてつくようです。
台紙からしおりを切り離して使うもので、全3種類が1枚のシートとなって、ジャンプ本誌に挟み込まれます。
劇場版 鬼滅の刃 無限列車編が2020年公開
そして2020年劇場版 鬼滅の刃 無限列車編が公開されるようです。
2020年も鬼滅の刃ブームは収まりそうもありません。