アミュー氏の『この音とまれ!』22巻が届いたのでレビュー紹介します。
この音とまれ! 22巻 あらすじ
通孝は楽譜を手直ししてもらい、限られた時間の中で一人前の音を目指すことに切り替えた。名都も退部を思いとどまり、時瀬は全国大会に向けて再始動するのだった。更に放課後に通孝の家へ行って一緒に練習すると提案するさとわに、晶は自分に良い案があると切り出して…!?
この音とまれ! 22巻 レビュー
箏曲部が全国大会に向けて部員全員がお互いを認め合い挑みます。
名都の退部届をみた愛は真正面から「やめんな」と直球で必要な存在だと思いをぶつけます。
部員全員が支え合う関係、ライバル校の印象に「相思相愛」の音楽と言わせるだけの絆と音楽がそこにある。
そんな時瀬の箏曲部は部員以外の人達にも支えられている。
外部指導者の晶も鳳月と紆余曲折の末、今では立派な箏曲部の一員となって支える。兄にも素直に力を借りれるような関係にまでなったのは、箏曲部のメンバーと出会ったから。恩返しというわけではないが、関わった人物が助力をくれる。
ここまで築き上げた全てが繋がり、大きな目標に立ち向かう。青春部活動物語が最高潮に盛り上がりをみせてくれます。
そして強豪校も従来の考え方にとらわれず、時瀬を倒すためにあらゆる手法を使ってたちはだかってきます。
一方で恋愛も良い雰囲気にできあがってきています。
テレビ取材が来るからオシャレした妃呂に武蔵は「かわいい」の一言。
もう完全に相思相愛カップルできあがっています。
一方で、意識をしはじめている愛と鳳月。ちょっと指が触れ合っただけで赤面するピュアな高校生。
自分の想いを、感情を抑えるのにいっぱいで美男美女という外見とは裏腹にまったく異性への耐性がないもんだから、テンパって逆に好意があることを言ってしまう。
恋に友情に部活に一生懸命。
全力で青春している姿に魅了される作品です。
商品情報
コミック: 212ページ
出版社: 集英社 (2020/4/3)
言語: 日本語
ISBN-10: 4088822633
ISBN-13: 978-4088822631
発売日: 2020/4/3
商品の寸法: 11.2 x 1.5 x 17.6 cm