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LIFE SO HAPPY 第16話 レビュー:葵の詩春への本気の想いに政二は!?

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こうち楓 氏の少女漫画『LIFE SO HAPPY』第16話の感想レビューです。
2020年10月27日に発売された『ザ花とゆめ 2020 12/1号 ファンタジー』でようやく連載が再開されました。
とりあえず未完のままフェードアウトせず、最終回まで作品が読めそうで何よりです。

LIFE SO HAPPY 前回までのあらすじ

女子高生でベビーシッター見習いだった中村詩春は人気アナウンサー松永政二の家で、兄の双子の子供の葵と茜のベビーシッターをしていた。高校を卒業して、松永とお付き合いを始めた二人。
詩春は念願の保育士として働くなど、順風満帆であった。
松永からのプロポーズを受け快諾。
双子へ結婚報告をした。
祝福されると思いきや、葵は結婚に反対。家を出ていってしまう。

LIFE SO HAPPY 第16話 レビュー

公園で一人たたずむ葵。
幼い頃からずっとそばにいてくれた女の子の詩春。


ずっと一緒に居られると思っていたけれど、それは叶わなかった。
葵は一緒にいることができないのに、政二はこれからずっと近くで一緒に居られる。
それが羨ましくて仕方がない。
離れたくなかったけど、詩春が泣いてしまうし、困らせたくないから我慢してきたのに。

政二は公園で葵の気持ちを知り、大人の都合で振り回してしまったことを謝罪する。

それでも「詩春は俺にとっても大切で一生かけて幸せにしたいって思ってる。泣かせたり、辛い思いさせない様にがんばるから」と、二人の結婚を認めてもらえないかと、葵へ語りかける。

葵からすれば親が離婚して急に父親から見捨てられ、叔父である政二の家で過ごすことになり、母親のように楽しいことや寂しさを癒やしてくれた詩春に心を許したかと思えば、それも引き離され、グレてもおかしくないくらい、大人に振り回されてきた双子。そう考えると、可愛そうで仕方ない。
詩春への想いは恋ではないのかもしれない。
それでもいつかまた、一緒に暮らせる日がくると願っていた幼い心が打ち砕かれたことから、居ても立っても居られなくなって家出してしまったのだろう。
詩春と政二の関係を認めたいと思う気持ちとのはざまで揺れ動く気持ち。
ラブコメから一転、LIFE SO HAPPYの主役である双子と家族愛に焦点が戻り物語は佳境に入ってきた感じがする。

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