萩原あさ美氏の漫画『娘の友達』の第60話「解放」についてネタバレありの感想記事です。
- 作品名:娘の友達
- 作者:萩原あさ美
- 紹介話数:第60話「解放」
- 掲載誌:コミックデイズ
- 公開日:2020年12月10日
娘の友達の2020年12月10日にコミックDAYSに掲載された第60話の最新話ネタバレ感想レビューをお届けします。
娘の友達60話ネタバレ感想
58話で晃介からこの先も一緒にいようという、プロポーズのような告白に「はい」と即答した古都。お互いが求めるキスをした後、それぞれの家族の元へ帰る。
59話で晃介は美也に
古都が失踪したと通報により警察がいる母の元に戻る。母からの叱りにも「お母さんとちゃんと親子になりたいの」と毅然とした態度で話をしようと決意をする。
60話では母との関係を正常化しようと、晃介からもらった勇気づける言葉を胸に、母からの圧力に屈すること無く話をしていく。
母が心配しているのは古都ではなく、一人きりになるのが怖いだけ。
頬を叩かれても真っ直ぐな瞳で母から目をそらすことなく話をすすめる。
今までお母さんから逃げていたこと、お母さんのために良い子でいるのに疲れたこと。
でも、それは母も同じ。
幼いときの優しい母を思い出しながら声を振り絞って母の心へ訴えかける。
「お母さんは水槽の中の魚じゃないよ」
水族館での伏線だ。
そして、母へ本当の想い「私もお母さんのこと大好きなんだもん」。
サイコホラーの古都の行動にヒヤヒヤしていた娘の友達で泣くような感動展開がくるとは想像もつきませんでした。
良い子を演じてきた、その反動で晃介を使って悪い子になろうとしていた古都。
水族館で水槽を眺める古都の想い。
今まで古都がとってきた行動や言動がすべてつながった瞬間だった。
母の次なる言動次第で物語の進む方向が決まってきそう。
古都と母の関係修復。
晃介と美也の関係修復。
そして古都と晃介の一緒にいようという、一緒は恋愛や結婚につながるようなハッピーエンドなのか、それとも高校教師のような駆け落ちや家庭崩壊のバッドエンドなのか。
サスペンスホラーからラブコメ展開。
そしてヒューマンドラマへ物語は思いの外、まっとうな終わり方が期待できそうに感じられつつも、最後までホッとできることはないのが娘の友達。
さて萩原あさ美先生はどのような結末をみせてくれるのだろうか、まだまだ楽しみは尽きない漫画です。
次回61話はコミックデイズで12月17日公開予定です。
最終回の第62話まで残すとこ2回。
これ終わったら毎週木曜日の楽しみがなくなってしまう。
でも終わりも読みたい。悩ましい。
コミック単行本は6巻まで発売中です。
そして最終回を含む最終巻になる最新刊7巻は2021年2月10日発売です。