こうち楓 氏の少女漫画『LIFE SO HAPPY』第17話の感想レビューです。
2021年1月27日に発売された『ザ花とゆめホワイトラブ 2021年 3/1 号』でようやく連載が再開されました。
とりあえず未完のままフェードアウトせず、最終回まで作品が読めそうで何よりです。
LIFE SO HAPPY 前回までのあらすじ
女子高生でベビーシッター見習いだった中村詩春は人気アナウンサー松永政二の家で、兄の双子の子供の葵と茜のベビーシッターをしていた。高校を卒業して、松永とお付き合いを始めた二人。
詩春は念願の保育士として働くなど、順風満帆であった。
松永からのプロポーズを受け快諾。
双子へ結婚報告をした。
祝福されると思いきや、葵は結婚に反対。家を出ていってしまう。
LIFE SO HAPPY 第17話 レビュー
家出した葵と松永は男同士で詩織を巡って話をしていた。
そこへ茜ちゃんの大雑把な地図片手に二人のいる公園へようやくたどり着いた詩織。
葵は子供らしく遠慮のない直球の質問を投げかけてくる。
詩春はいつから松永のことが好きだったのか。
僕の事よりも好きなのか。
僕と政ちゃんだったらどっちと結婚したいのか。
詩春にとってはベビーシッターの頃から変わりない幼い子どもに見えていた。
でも、いつの間にか成長し、一人の男として本気で詩春のことを想っていた葵。
そんな葵に対して、子供相手に誤魔化すのではなく、正直な気持ちで松永と結婚したいことを伝える。
それは葵の気持ちに応えられない残酷な言葉だとわかっていても。
葵は初めての失恋を体験することとなる。
しかし彼の対応は女々しいそこらへんの大人よりも紳士だった。
松永に詩春を幸せにすることを誓わせてスッと身をひく潔さ。
格好いい素敵な男の子に育ったのは、詩春や松永とともに温かい家庭で暮らしてきたからこそなのだろう。
血縁関係とかそんなものは関係なく、立派なファミリーとして成立している4人の関係。
詩春が戸籍上含め本当の家族となる日は目前。
2008年に初掲載されたLOVE SO LIFE、そしてLIFE SO HAPPYと続いてきた本作も、残すとこあと1話となりました。
およそ13年の連載に幕を下ろします。
松永政二と松永詩春の結婚式が見れるのかな?
次回最終回掲載号は4月27日発売予定です。