映画「君の膵臓をたべたい」公開初日に観た・感情を押し殺して最後に涙腺を刺激?

映画「君の膵臓をたべたい」が2017年7月28日に公開されました。
君の膵臓を食べたいは小説が原作で、その後漫画で連載されてコミックが2冊発売されています。
そのレビューも書いていますので気になる方は『【君の膵臓をたべたい】小説・コミックレビュー、映画は主題歌「himawari」で涙腺崩壊?』の記事をご覧ください。

公開初日に劇場で観てきた感想

さて、公開初日に気になってしかたなかったので、映画館に行ってきました。

公開初日でもユナイテッドシネマ入間のCLUB-SPICE会員価格なので1000円で観ることができました。

泣けることを前面に宣伝にしているラブストーリーということで、カップル率高め。
次いで女友達同士、一人で来ている方も多く、私も含め男性一人で鑑賞されている方も思いのほかいて安心しました。
ストーリーはネタバレになってしまうので全体は伏せますが、二人は本当の感情を相手に出しません。

ヒロインの山内桜良と男性主人公の志賀春樹はお互いが名前を呼ばないのも、いなくなる前提でお互いが踏み込めずにいる。
感情を押し殺して、観ている方としては悶々としたまま、終盤を迎え。
お互いが向き合えない状況になって、初めて素直な感情が描かれるので、スッキリとしたラブストーリーではなかったというのが感じたところ。
残りわずかな命をまっとうさせない展開が斬新なものの、後味の悪さ、恋愛ものとして歯切れが悪く感じたのかもしれません。
ひねくれた見方をすれば、ヒロインは余命を充実して過ごせた(最後は別として)、男性は一生過去の亡くなった女性を背負って生きていく。
それでも幸せな生き方なのかもしれませんが、「四月は君の嘘」が同じような境遇でも、残された男性はきちんと彼女とサヨナラができて、次の恋が始まりそうな予感をにおわせつつ前向きに生きていこうとする姿が見えます。
しかし本作の春樹は元々がコミュ障なのでネガティブ志向なせいかもしれませんが、引きずっている感じが強いです。
漫画と小説だとそんな感じには受け取らなかったのですが、映像としての演出を優先させたためか、映画ではこのように感じました。

映画は先生になった春樹が図書館の整理を行う同じような境遇の男子生徒とともに、過去を振り返りつつ、最後は現在の中で伏線を回収して終わるというもの。
春樹と桜良のやりとりの基本軸はどれも同じですが、漫画や小説とは異なる終わり方。
私は小説や漫画の方がポジティブ思考に春樹がなっていて、前へ進む感があって好きでした。

映画で気になった方は、小説を読んでみることをおすすめします。

演技は山内桜良の学生時代が東宝シンデレラオーディションで受賞経験のある浜辺美波、春樹がダンスロックバンド「DISH//」のボーカルを務める北村匠海。友人の滝本恭子役にセブンティーンオーディションでグランプリをとったことのある大友花恋。
一方現在視点の大人は恭子役に北川景子と春樹役に小栗旬。
美男美女揃いですが、子供と大人で違いすぎますね。観ていて違和感はありませんでしたけど、パンフレットとかでまじまじとみるとね・・・
大友花恋は学生らしい感じがとてもして良かったですね。

全体通して泣けるポイントは押さえられていて、映画館の中にすすり泣く女性が途中多くいました。
「君の膵臓をたべたい」という言葉で最後に泣くというよりも、映画半ばあたりと最後のMr.Children(ミスターチルドレン)の主題歌「himawari」(ひまわり)で泣かされるかもしれません。
傑作とはいえませんが選んで間違いはないし、デートで選んで、映画を見終わったあとで色々と会話の話題に事欠かない要素が多いので、複数人で来るとより楽しめる作品だと思います。