ヤマザキコレ原作の漫画『魔法使いの嫁』の9巻レビューです。

魔法使いの嫁になるまでを描いた第一章完結

『魔法使いの嫁』の9巻は41話から45話までの第一章の最終回までを描いています。
先日アニメが最終回となりましたが、原作であるコミックも内容的には同じ展開、終わり方となっています。

チセは自分自身の判断でカルタフィリスとの直接対決におもむきます。
エリアスは「僕がいいと言うまで傍にいる」と言っていたチセの心がわからず悩み続けます。

カルタフィリスはチセの片目を奪います。
そして母との過去をみせ、心理的にチセを追い込みます。

幼いころ、最初はチセを大事に育ててくれていた母でした。
それはどこにでもありふれている母子の日常。

しかしチセの体質が起因して家族が崩壊。
追い込まれた母はチセの首をしめ、産まなきゃよかったと言われる。
それはとてもつらい言葉。生きている意味を失っていた最初のころのチセをつくった要因だが、今の前向きに生きる力をえたチセに絶望を与えることはできなかった。
それは自分よりも放っておけないすきな人に出逢えたから。

お互いに触れられたくない過去を通した心理戦の後、体を突き刺されたチセ。
パッと見は大きなケガをおって負けてしまったように見える。
しかしこれはチセの戦略だった。味方総動員で勝利をつかむ。

物語は感動のフィナーレへ。
ステラからもらったドレスに着替え(テレビでは純白のウエディングドレスでしたが、漫画だと黒のドレス)、アンジェリカに作ってもらった指輪をお互いの左手薬指にはめる。

エリアスから左手にはめる指輪が婚約指輪か結婚指輪だとつっこまれ、赤面で照れるチセ。

「言葉は理解し合うためじゃなくて、話し合うためにあるんだって」、お互いに相談して、理解しあっていこうと二人で一緒に歩いていくことを決心する。

エリアスの答えは「もちろん、君は僕のお嫁さんなんだから」。
作品タイトル通り「魔法使いの嫁」となるハッピーエンド。
アニメと同等の進行、終わり方。
全体とおして、前半は作品に魅せられ物語に吸い込まれいき、中盤は少し退屈な感じをうけましたが、後半は見事にまた世界観に引き込まれていきました。

物語は新章『学院篇』へ


魔法使いの嫁は新章『学院篇』に続きます。
9巻の最後にプロローグが掲載されています。
新章は月刊コミックガーデン(マッグガーデン)とマンガ配信サービス・マンガドアにて連載されていきます。
チセの学園生活も楽しみです。

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