【更新情報】2018年冬(1月~3月)のテレビアニメ新番組一覧

小説【Just Because!】レビュー:アニメの最終回ネタバレありの原作本

Just Because! (メディアワークス文庫)

Just Because! (メディアワークス文庫) 概要

「あいつを好きな君の横顔が、たまらなく綺麗だったから―」中学時代に福岡へ転校した瑛太は、高校生活残り3ヵ月という時期に、再び父の転勤のため地元・鎌倉へ戻ることになる。転入した高校には、かつて淡い恋心を抱いていた美緒と、美緒が心を寄せる陽斗の姿が。瑛太にとって中学時代の野球仲間である陽斗は、ある女子に「告白してくる」と言い出して…。受験、卒業、恋―高校生たちのきらめきと揺らぎを描き出す青春群像劇。アニメ『Just Because!』原作小説。

レビュー


学園恋愛ものアニメの「Just Because!」の原作小説が、2017年11月25日に発売となったのでさっそく購入しました。
筆者の「鴨志田 一」氏は「さくら荘のペットな彼女」のラノベを手掛けた実績のある作者。
キャラクターは同人誌「月曜日のたわわ」のイラストレーターとして活躍の比村奇石氏が手掛けています。
青春群像劇としての位置づけである本作、基本的にはアニメと同等の内容ですが、ところどころでアニメと異なる部分があります。
小説はアニメよりも駆け足で進んでいる感はありますが、それが逆にテンポよく読めたという印象。
全体を通しては、アニメを少しでもかじっていた方がすんなりと入り込めるかなと、逆に小説だけではちょっと置いて行かれる感じの印象を受けました。
主人公「泉 瑛太」とヒロイン「夏目 美緒」を主軸に描かれているため、健気な可愛さでの人気急上昇中の写真部「小宮 恵那」等の脇を固めるキャラクターたちの描写が手薄な感じがあったのは少し残念。
上下巻とかに分けてもいいから、アニメよりも深堀りしてほしかった。

そして、小説ならではの心理描写等の補完も随所でありますが、逆に小説よりもアニメの方がドラマチックに深く描かれている部分もしかり、アニメ「Just Because!」の世界にのめり込んでいる人にはオススメの書籍です。
アニメの展開を毎週楽しみにしているのであれば、最終回の内容がわかってしまうため、アニメがが完結してから本書を読みはじめる方が良いと思います。

この先、本ページ最後にほんわかと少々の最終回ネタバレがありますのでご注意ください。

Just Because!の結末

Just Because!の小説のラストは、学園恋愛ものの王道からそれることなく想像に難くない無難な着地点。
ストーリー展開に予想外の展開といったひねりはなかったです。
ちなみに小宮の株が急上昇したアニメの8話が終了時点で、小説内の進行度にすると全体の約6分の5まで進んでいます。
全12話なのであと4話あるということは、小説60ページ分に相当なシナリオの追加があるのではと予想しています。
小説ではそんなあっさりと終わっちゃうの?というくらい、ラブラブな展開もなく、淡々と幕を閉じた感じだったので、ドラマチックに補完されてくれるのではと期待しています。