萩原あさ美氏の漫画『娘の友達』の第49話についてネタバレありの感想記事です。
- 作品名:娘の友達
- 作者:萩原あさ美
- 紹介話数:第49話「異常者」
- 掲載誌:コミックデイズ
- 公開日:2020年8月20日
娘の友達の2020年8月20日にコミックDAYSに掲載された第49話の最新話ネタバレ感想レビューをお届けします。
娘の友達前回48話振り返り
娘の友達の前回48話では、会社をさぼった晃介と古都が昼下がりの公園でこれからについて語り合う場面で、関係性について問いただした古都。晃介は「こんな以上なことしなくても」「お母さんから束縛されている」「一緒にお母さんと話をして向き合おう」と持ちかける。
普通という言葉に敏感に反応する古都。会社さぼっている方が異常だと正論を言われぐうの音もでない晃介。
晃介は周囲に子供を遊びに連れてきている母親たちや、人通りのあるような真っ昼間の公園にも関わらず、嫌がる古都へキスをする。
そこへ古都の母親が現れ、古都の表情はこわばる。
娘の友達49話ネタバレ感想
48話で晃介と古都が密会していたところへ古都の母親が現れるところから49話は再開されます。
中年サラリーマンと制服姿の女子高生。
そして強引にキスをしていたとくれば、どうあがいたって、晃介の立場は危うい。
第49話のサブタイトル「異常者」という言葉が、第三者からみればしっくりくる。
そんな真っ昼間の平穏な公園を修羅場に変えてしまうのが古都母娘。
凍てつく現場の証拠写真を撮影する母。
「こっちに来なさい」と呼び寄せる母に対して考えこむ古都。
それに対して「行くな」母のもとへこのまま戻れば「なにも変わらない」と説得するも虚しく、古都は母のもとへ歩みだす。
古都が戻ってくるやいなや、速攻で警察へ電話する母。
「うちの娘がサラリーマン風の男に襲われています」と通報。
さっきまで楽観的に考えていた晃介が一気に現実に引き戻される。
ガタガタと急に震えだすが、時既に遅し。
「児童福祉法違反」おそらく頭に思い浮かんだ犯罪でしょう。
未成年への淫行、さらには婦女暴行事件へ発展しかねない母の言い草。
晃介はリスクに対しての意識が薄い。
未成年である古都と性的関係がなくても、母が娘が暴行を受けていると言えば一方的に関係を迫っていたように誤解される可能性が高い。
古都からさんざん迫られていたという証拠となる音声や写真を撮るとかで、古都が裏切ったときの対策をまったくしていなかったのだから、古都の異常な行動に対して梯子を外されることは容易に想定できるにも関わらず、人が良すぎるのか信じ切ってノーガードだったのは晃介のツメの甘さ。
旦那に浮気されていると妄想(たぶん。本当に不倫されているかは不明)して異常をきたしている、精神障害を患った母は、晃介の腕を掴んで「助けてください」と周囲に喚き散らす。
こうなった母の暴走はもう止められません。
通行人の男性に抑え込まれ万事休すとなった晃介に対して、「異常者」と罵声を浴びせる母親。
晃介の出張先のホテルにまで来て自ら迫っておきながら、晃介を土壇場で裏切る古都。
49話では一言も発せず、無言で捕まる晃介を見続ける。
見つめているのは晃介なのか。それとも自分の心に何かを問いただしているのだろうか。
サスペンスホラーと呼ばれる所以が理解できる、理不尽な展開。
真面目に良い父親、良い上司を取り繕い、裸で迫ってこようが性欲をガマンしてキス止まりで頑張ってきた中年サラリーマンの全てを一撃で壊そうとするサイコパスJKの古都。
晃介はこのまま誤解を解けずに警察に逮捕されるのか。
それとも古都が今まで母の言いなりになっていた殻を突き破ってまでして、母へ抵抗し、晃介を助け出す可能性はあるのか。
ここまでされて二人が恋人として付き合うという可能性は絶望的に感じる。
良くて一緒に破滅ルートではないかと考察してしまう。
ここまで来ると、あとは晃介が社会的地位、そして家族を失わずにすむか。そこも注視しています。
娘の友達はコミックデイズにて毎週木曜日更新中です。
コミック単行本は5巻まで発売中です。
そして待望の最新刊6巻は2020年11月11日発売です。