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NW-A306購入レビュー – A300シリーズのライバル機 HiBy Digital M300 とどっちを選ぶ?

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ソニーのDAP(デジタルオーディオプレーヤー)『NW-A306』を購入したのでレビュー記事紹介します。
今回は A300シリーズのライバル機と言われる『HiBy Digital M300』とも音質は素人なので、動作感を中心に比較もしていきます。

NW-A306パッケージ

まずはパッケージ外観の画像です。
白い紙箱で高級感とかはない質素なパッケージ。
一応4万円台の製品なのでもう少し高そうな感じにしてくれても良い気がしますが、SDGsの観点からも仕方ないか。

パッケージ背面。
対応フォーマットと商標が羅列されているだけ。

蓋を開けると、紙に包まれたNW-A306本体がお出ましです。

NW-A306開封レビュー

NW-A306のパッケージされた同梱物たち。

本体以外は簡易的な説明書とUSB CtoAケーブルが1本入っています。

そしてこちらがNW-A306本体。
今回はブラックを購入しました。
それにしても小さい。
スマホにiPhone 15 Pro Maxを使っているだけあって、3.6インチのコンパクトさは際立って感じます。
それに加えて本体重量113gとかいう超軽量。
ワイシャツの胸ポケットに入れてもまったく苦になりません。
この携帯性は操作感を犠牲の上に成り立っていることをふまえても、素晴らしいと感じます。

本体の底部には3.5mmイヤホンジャックとUSB C端子、それに外部記憶媒体としてmicroSDカードの挿入口があります。

microSDカードのカバーは本体から外れないようになっていて良心的。
ですが、USB端子のカバーはキャップのようなもので取れてしまうので、これは絶対に失くすヤツだと思います。
ということで、普段は充電を頻繁に行うので一々取り外すのも面倒なのでキャップは外してパッケージ内に保管しています。

本体側面。

電源ボタン、音量+-、曲送り、再生・停止ボタン。
使わないけどHOLDスイッチという基本的なところはおさえられています。

NW-A306起動

NW-A306の電源を入れます。

セットアップはAndroidスマホと同じような感覚で設定をしてきます。
Googleアカウントも必須です。

Androidバージョンは12です。
少し古いです。

続いて本体のシステムアップデートも2.01へのアップデートが早速のインストール。

本体内蔵ストレージは32GB中13GBが使われています。
曲はすべてmicroSDに入れるしか選択肢はありません。

本体起動に40秒から遅いときだと1分以上かかるときもありました。
スタンバイ状態もあまり長時間有効とならず、一晩寝れば翌朝には電源が落ちているような状況で、音楽を聴きたいときにすぐに聞けないのはアンドロイドOSを採用しているデメリットです。

そして私がメインで使っているAmazon Music Unlimitedを起動させます。

Amazon Music Unlimitedは価格も比較的安いうえに音質がとくに優れていると感じているので、アプリの使い勝手は悪いですが1億曲以上の楽曲やBGMプレイリストなかなかの好みが多く好んで愛用しています。
ちなみにファイル形式はAAC(.m4p)で、標準音質が最大320kbps(16bit、44.1kHz)、HD音質が平均850kbps、Ultra HD音質が平均3,730kbps(最大24bit、192kHz)です。

ここでもアプリひとつとっても起動のもたつきはストレスに感じます。

SoCの性能の低さとメモリの少なさもあるのでしょうが、この動作のもっさり感とカクつきは、せっかくの音楽性能の評判まで落としてしまっている残念な点です。

試聴環境はウォークマンと相性抜群のワイヤレスヘッドホン『WH-1000XM5』。
無線でも当然のごとくスムーズにインストールできました。
Bluetooth接続の無線でアニソンやJ-POPを聴きました。
中低音域に厚みがあり、重厚感のある迫力ある音楽体験ができます。
一方で有線は3.5mmアンバランス接続ではありますが、こちらは解像度が高く繊細な音を楽しむことができ、ボサノバやジャズをクリアな音で、疲れにくいBGMとして聴くことができます。

バッテリーの持ちは有線なら20時間程度ですが、アマゾンミュージックアプリを使ってLDACを使ったブルートゥース無線接続をすると半減。みるみるうちにバッテリーは消耗してしまい。週3回はバッテリーを充電しているありさまです。

A300 vs M300 ライバル機の比較

次は3~4万円という少し高めだけど手が出せないわけではない、スマホの一歩上の音楽を楽しめるDAP(デジタルオーディオプレーヤー)としてNW-A306のライバルとして比較される機種があります。
A300シリーズのライバル機と言われる『HiBy Digital M300』と2台揃えることとなったのでその比較をしてみます。

本体の大きさからしてディスプレイの4インチと3インチの差は一目瞭然。
携帯性ならA306、操作性や視認性ならM300でしょう。

本体背面はA306が全面アルミボディの重厚感を感じさせ、かつ波画の加工というこだわりのある高級感タイプになっていますが、M300は乳白色のガラス素材でオシャレ感を感じます。でも横はプラスチックなので、そこで上質さが低減してしまっているのが惜しまれるポイント。

本体の厚みは写真だと大差ないように見えますが、全体的にとらえると大きさを感じられます。

本体を起動させたところ。

画面の大きさと解像度がダイレクトに操作性や視認性の評価につながります。
M300はスマホの感覚のまま操作できますが、A306は表示面積が小さいので探したい曲やプレイリストを探すときにストレスを感じてしまいます。

なにより、もっさり感とカクつき具合の酷さをA306は常に感じます。プレイリストをスクロールするとジャケット画像表示も遅く、リスト自体もスクロールに表示がまったくついてこず、残念でしかありません。

一方のM300は若干もたつく場面もありますが、画面のスクロールから表示、アプリの切り替えに至るまでサクサクに動いてくれます。
起動時間もM300が約25秒に対してA306は約45秒くらいと倍近く時間がかかります。

項目SONY NW-A306HiBy Digital M300
発売日2023年1月27日2024年2月22日
価格46,200円(税込)29,800円(税込)
OSAndroid 12Android 13
SoCQualcomm Snapdragon 630Qualcomm Snapdragon 665
DACS-Master HXCS43131
オーディオフォーマットDSD256
DSD 11.2MHz/384kHz
DSD256
PCM768kHz/32bit
USB DACありあり
出力端子4極3.5mmヘッドフォンジャック
USB Type-C
3.5mmヘッドフォンジャック
USB Type-C
マイクモノラルステレオ
WiFi規格:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
使用周波数帯域:2.4/5 GHz 帯
暗号化:WEP/WPA/WPA2
規格:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
使用周波数帯域:2.4/5 GHz 帯
暗号化:WEP/WPA/WPA2
BluetoothBluetooth 5.0Bluetooth 5.0
Bluetooth対応コーデックSBC、AAC、LDAC、aptX、aptX HDLDAC、AAC、SBC
※アップデートでaptXに対応予定
ディスプレイTFT 3.6インチ
1280×720ピクセル
タッチスクリーン
IPS 4.0インチ
1280×640ピクセル
タッチスクリーン
RAM4GB3GB
内部ストレージ32GB32GB
外部ストレージmicroSD 2TBまで
筐体素材高剛性削り出しアルミシャーシアルミニウム筐体にガラス製のフロント、バックプレート
内蔵スピーカーなしあり
FMラジオなしあり
本体サイズ55.7 x 98.2 x 11.8 mm113×58×13mm
本体重量113g136g
電源入力5V/1.5A
バッテリー容量1285mAh/3.7V2000mAh/3.8V
再生時間有線オフライン 最大約36時間
無線オンライン 最大約21時間
最大約29 時間
付属品USB Type-C(R)ケーブル(USB-A – USB-C)
USB Type-C端子キャップ
取扱説明書
使用上のご注意/主な仕様
保証書
製品のサポート登録のおすすめ
USB A to USB Type- C充電用ケーブル
クイックガイド
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A300とM300の起動対決動画

A300とM300の電源オフからの起動時間とAmazon Musicの起動と動作のスムーズ感の比較だけに絞った簡単な対決動画をあげておきます。

A300とM300のどちらを選ぶ?

音質はヘッドホンがソニー製という相性もあるのかもしれませんが、A306の方が無線・有線ともに僅差ですが良いと感じます。
でも頻繁に操作をするような使い方であれば、動画の通りM300の圧勝です。
SNS等のクチコミでも圧倒的にこのもっさり感を解消したM300に軍配が上がる要因ですね。

では、私が普段使いに選んだのはというと、ソニーのNW-A306です。
やはり音質が私の聞いている音楽ジャンルやヘッドホンとの相性が素晴らしく良く感じられたことが勝因です。
動作についてはストレスはありますが、プレイリストを再生始めると、基本的に操作はほとんどしないのでそれほど画面の視認性やカクつきによるもっさり感という操作感は問題視しなかったというのが理由です。

でもヘッドホンがソニー製でなかったら2万円台で買えるM300にしていた気がします。

皆さんはどちらに軍配をあげますか?

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