漫画やラノベ、それこそビジネス書などの本を買う際に多くの方が論争を繰り広げている「紙書籍派」と「電子書籍派」の対立。
私もものすごく悩んでいました。
インプレスの調査(https://research.impress.co.jp/report/list/ebook/501759)によれば、2022年度の電子書籍市場規模は6026億円と推計され、2021年度の5510億円から516億円(9.4%)増加しているとのこと。伸び率は落ち着いてきていて一桁とはなっているものの、2027年度には8000億円の市場に成長すると予測されているので、今後は新聞の購読率が下がってきているのとは理由は違いますが、アナログの媒体は衰退することは大きな間違いではない気がします。
私個人的には「両立」という結論に達していますが、そうはいっても圧倒的に電子書籍で購読しているという現実。
このページでは私の紙媒体と電子書籍の使い分けと理由についてなぐり書きした、どうでも良い記事です(笑)
紙の本を減らした理由
私は漫画やラノベにとどまらず、ビジネス書や専門書を年間100冊以上購入しています。
とはいえ、私はひとり暮らしというわけではないので、本棚に入る本はコミックスでせいぜい100冊程度。
そんな収納スペース環境なので、多くの書籍がすぐに屋根裏の段ボール箱行きかブックオフで二束三文で売却するかのどちらかになります。
段ボールにしまうと読みたいときに読めないので、結局読まない。
買った本を忘れて同じ本を2度購入する。
そんな本末転倒なことを繰り返していたので、電子書籍を本格的に使うこととしました。
紙の書籍は圧倒的に目に優しいし、読んでいる充実感も得られるし、何よりもコレクターとして物欲を満たしてくれます。
それでも収納問題には物理的に叶いません。
ということで紙媒体だけでの本生活を諦めました。
電子書籍にしたメリットとデメリット
電子書籍は9割はアマゾンのKindleです。
そのキンドルという同じ電子書籍のサービスを使っていても、読むジャンルによってデバイスを分けています。
読み物系、ラノベやビジネス本なんかは目に優しい電子ペーパーの「Kindle Oasis」を使っています。
文字は読みやすいのですが、ページを送るときの動作がもっさりとするのでテキスト系に限定しています。
一方、漫画や技術書、雑誌等のイラストやカラーが多様されているようなジャンルでは「iPad Pro 12.9インチ」を使っています。
見開きページで読みやすく、ページ送りもとてもスムーズなので、絵や色の要素を重視するようなものは電子ペーパーではなく通常のタブレットを使うようにして、使い分けています。
電子書籍にして良かった点
- 本棚の収納スペースに困らなくなった
- 発売日の0時に読むことができ、発送の遅延とかのストレスから解放された
- スマホでもタブレットでも読めるので、自宅以外の電車や外出先など、どこでも数百冊の本を持ち運べ、読みたいときに読めるのは嬉しい
- 限定されるが専門書でテキスト検索できるのは地味に助かる
- 漫画雑誌の大きさと短期間の保管後のゴミ捨ての手間がいらないし、かさばることがないので、週刊誌であってもデータではあるが手元に置いておける
- 家族に見られて恥ずかしいようなタイトルも平気で買える
- 紙書籍にたまに見られる「チャタテムシ」「シミ」「シバンムシ」というような点のような虫に遭遇することがない。遭遇する確率は年数回ですが、それでも本を読もうとするときに遭遇すると嫌な気分になります。陰干しや本棚に虫よけの防虫剤のような対策はしても防ぎきれないのが現実
電子書籍にして悪かった点
- 物欲が満たされない。買ってもデータでしかないので、中身は読めるが買った気がしない
- コレクター魂が満たされない。買った本を並べて鑑賞する余韻に浸ることができない
- 思い出さないと読み返さない。すでに数百冊の電子書籍があるため、過去に買った本は必要性にかられない限り、読み返すどころか存在すら忘れてしまう
- パラパラ読みができない。ランダムアクセスがし辛い。これは紙媒体にどうやっても叶わない要素。ラノベのイラストだけ見返したい場合にも電子書籍だとできないのは不便に思うポイントのひとつ
- 電子書籍は厳密には購入ではなく借りているという扱い。アマゾンがキンドルのサービスを終了すれば、そこまでに借りていた本はすべて返却。読むことができなくなるので、数十年後読み返すということができなくなる可能性がある
紙書籍で買うもの
紙媒体の本は年30冊もなくなりました。
それでも以下のような理由で紙媒体の書籍も買い続けています。
紙媒体で買う本
- 基本的に買うものは電子書籍化されていないもの
- コレクションとして鑑賞したいもの
- 付箋を多く貼ったり、手書きメモをして使い倒す専門書・技術書
- 店舗特典がつく本
- ドラマCDやOADのようなオリジナルアニメBlu-rayが付属するような本
- 一生手元に置いておきたいもの。とはいってもラノベを老人になってから読み返すほど保管しておくのかというツッコミは甘んじて受けよう
結論
本は紙媒体と電子書籍、どちらが良いかという結論ですが、個人的に行き着いたのは、用途によって使い分けるです。
読むだけなら電子書籍でいいし、物理的に姿形を鑑賞したかったり紙書籍にしかつかないような特典が欲しい場合は紙媒体で買うというかたちに落ち着きました。
本音を言えば、本を収納するスペースがいくらでもあれば紙媒体で買い続けていたでしょう。