sora先生の漫画『墜落JKと廃人教師』の2024年6月5日発売の「花とゆめ 2024年13号」掲載の第119話「Final episode」についてネタバレありの感想記事です。
墜落JKと廃人教師 あらすじ
成績優秀だがネガティブ思考が強い女子高生・落合扇言(おちあいみこと)は、失恋を苦に学校の屋上から飛び降り自殺をしようとしていたところ、物理教師の灰葉仁(はいばじん)に邪魔をされてしまう。
授業を抜け出して屋上にやってきた灰葉仁は、「灰仁(廃人)」というあだ名で呼ばれるほど生徒から舐められており、まさに自殺をしようとしていた扇言からすらかわいそうに思われるほどだった。
「死ぬ前に俺と恋愛しない?」灰仁が言ったその言葉は、自殺を思いとどまらせるための噓なのか、それとも本気の告白だったのか——。灰仁の態度からは判断がつかずに、自殺を思いとどまった扇言は、灰仁のクズさにあきれ続けながらも、どこか惹かれていく。そして、灰仁は事あるごとに扇言を付け回すようになり…!?
「お前を付け回していいのは俺だけだよ、JK」
墜落JKと廃人教師 レビュー
JKと先生の関係は終了。
前話の最後のイラストからのつながりでスタート。
時がすっ飛んでいたので一瞬頭が追いつきませんでした。
高校の屋上からの絆がまた生まれます。
今回はJKではなく新人女性教師が飛ぼうとするのを男子生徒が止める?シチュエーション。
ストレートに引き止めるのではなく、「まだだったら先いいですか」とぶっ飛んだセリフ。
真面目な教師は体をはって引き止めます。
止められての第一声が「横入りするなと?」
あぁ、これあの人と同じだ。
その男子生徒の名は「灰葉 善」。
そしてその親が登場。
はい、来ました灰葉仁。
多分30歳代後半のおっさんになっているんでしょうけど、イケメンですね。
そしてネガティブクイーンの落合扇言こと灰葉扇言のご登場。
大人の美人さんになって、すっかり母の顔であると共に、保育士をしっかり勤めているようです。
結婚してもなお、相変わらずのボケ・ツッコミが最後に見れて良かったです。
善が女性教師にきいてもらいたいこと「俺の家族の話です」で物語は締めくくられました。
あの1話からブレることのない登場人物たちのやりとり。
ネガティブ志向の自分にとって、出来過ぎのラブコメ思考ではないのは本当に共感でき、他に類をみない少女漫画だと思います。
きっちりとした結婚生活まで描かれていて、その子供たちも同じベクトルを向いているのは心配ですが(笑)
読者にとっては完璧すぎる終わり方でした。
sora先生、7年間お疲れ様でした。
そしてこのような素晴らしいラブコメをありがとうございました。
コミックス最終巻となる第20巻は2024年8月20日発売。
同日に発売される「花とゆめ 18号」にはふろく&SPショートで再登場されます。
加えてほぼすべてのイラストが収録される「イラスト集 墜落JKと廃人教師 ART WORKS complete ver.」も同日発売です。
6月18日からは実写ドラマ第2弾「墜落JKと廃人教師 Lesson2」がはじまります。
MBS 24:59~、TBS 25:28~、こちらも楽しみです。
もう少しだけ楽しませてくれるみたいです。
商品概要
- ASIN : B00KH7T13I
- 出版社 : 白泉社
- 発売日 : 2024/6/5